2015年11月12日 03時46分
お
2日連続ネカフェ
想像を絶する逼迫感に苛まれている
もう投げやりになり漫画を読もうと
色々漁っていたら歪があった
まだ若い頃友達がすんどめっという漫画がエロいと言い、つられて読んだが胸糞悪くなり読むのを辞めて嫌いになった作家の岡田和人さんの漫画
あの鎖骨の出っ張りが歪で嫌なんだよなと言いつつもあえて歪という漫画を読んでみた
素晴らしい!
確かにエロいけど、この人の作品のエロいのは心理描写を良く分かってるからだなと感心した
他者を寄せ付けない二人だけの世界が見事に綺麗に描かれている
この世界観はほんとに独特で逸した作風だと思う
最後が悲しかった
まどかには柿口しかいなかった
柿口さえいればよかった
やっと見つけた安心できる居場所
そんな二人の世界に邪魔が入り、それを取り除いた上の結末
やるせない
柿口がホームにいたのはずっとまどかを探していたんだと思う
でなきゃあんなに世間にみられるのが怖かった柿口が目立つ風貌でホームなんかにいない
二人の内情は事細かに描かれてはいないが
それを想像させるには十分な描写で
お互いの気持ちを考えただけで悲しさが溢れてくる
でもこの漫画はこれで完成なんだと
この漫画かはおそらく凄く頭が良い
8巻というやや長めの巻数を始めから最後までストーリー決めて描いていると思う
そうだ、短いんだ
柿口とまどかが過ごした時間は半年にも満たないのかもしれない
ここまで濃い内容が描ける作家を怪訝に思っていた自分が馬鹿だった
これからも素晴らしい作品を描いて欲しい