takの日記

2015年09月25日 19時45分

サイボーグに憧れたことがある

タグ: サイボーグ 健康問題 病気 義肢 闘病

私は仮面ライダーやサイボーグ009で育った世代です。同世代の男オタクなら少なからず同じ考えを持った人がいると思うのですが、「サイボーグ」に憧れたことがあったんですよね。
体の一部、あるいはそのほとんどが機械になるというのはどんなことなんだろうか、とか、生身の一部が欠損するというのはどんなことなんだろうか、とか、昨日までの体とは機能が一変するというのはどんなことなんだろうか、とか。そんな事を思っていたんですよね。

そのせいか、今頃になってガンで体の一部(具体的には下顎骨の左半分とその周辺の肉)を失い、抗癌剤と放射線の後遺症でノドやら気管やら食道やらが腫れ上がって、呼吸怪しく、口から物が飲み込めず、と言う状態になってしまいました。まさに、体の一部を欠損し、昨日までの体とは一変してしまったわけですよ。
実際にこんな体になってみると、ロマンも憧れも吹っ飛んじゃいますね。
アゴがなくて噛めないのは仕方がない。後々再建予定もあるから、まだまだ機能改善の可能性はあるし、再生医療は現在成長著しい分野でもあるから、10年位のスパンで見ればかなりの機能改善が見込めるような気もします。
でも、現実に、今「食えない(胃袋にチューブを突っ込んであって、栄養液を直接流し込んでます)」「風呂に入っただけで溺れる可能性がある(ノドに呼吸を補完するための管が挿してあって、これがタダの開口部なので、うっかりシャワーが直撃したり、風呂で肩まで浸かったりすると水が流れ込んで溺れる&肺炎直行コース)」と言う障害を持ってしまうと、こんな改造、こんなサイボーグ化は嫌だ~!としか言い様が無いですね。
逆に、これが改善できるなら、脳みそ以外の体が全部機械化されても一向に構わない気すらしてきます。
最近の私は以前までの憧れとは別に、009や攻殻機動隊、アップルシードなどのサイボーグに深い憧れを抱いてしまっています。
アップルシードのサイボーグなど、外見からして機械そのものですが、味覚があって飯が食える、風呂に入っても溺れないなどの条件が満たされるなら、あんな体でもいい、むしろ、全身義体化の実験体に志願してもいいとすら思えてしまうのです。

そんなワケで……再生医療を研究している方、侵襲型人口身体パーツ研究の方、応援してます!モニターが必要ならいつでもお声をお掛けください!説明を聞いていけそうだと思えれば、ワタクシ、絶対実験に志願しますので。