の話

Aさんのことを書く。
Aさんは今の自分から変りたいという、私なんかは変るってなんだよ（哲学）･･･
などと思うのだがAさんはかなりマジだ

Aさんは基本的に物持ちがいい人物である。彼の個室にある机は中学生時代から使っているし
服なんかは４,5年前のものを着ているような人物である
学生時代に買った漫画はダンボール箱に入れて保存してあるし
ps2のゲームなんかも当然保存してある
食器も破損しない限り使いまわすのである

でもそれってよくねーな、と私は思う
個人的に思うんだが、学生時代に好きだった物品や手に入れたものは
一度スパッと捨てなきゃならんのじゃね？と

10年前に好きだった漫画とか服とかは、目に入ると脳みそというか
精神というかそーいうのがズザザっと10年前に引っ張られるんじゃないかと

なんだろうな、あれ

とにかくAさんから変りたいらしい雰囲気は伝わってきたので
私は「ゲーム、漫画、服、鞄、靴下、１0年近く使ってそうなスプーンやフォーク捨てろ」
といった。

あれよ、引越しするとなんか生まれ変わったような気がするじゃん
新生活はじまんぜ、みたいな

しかしAさんはかなり渋った

９０年代の小説とか手に入らないんだぞﾎﾞｹｪ！
ps2の某ゲームなんかもう手に入らんのﾎﾞｹｪ!

て感じで
私も、某タイトルに関しては「せ、せやな･･･」と同意した。
アバタールチューナーの攻略本とかもう手にはいんないかもな

でもそれらを好きだったのは過去の自分で、それを手放すことは
過去の自分との脱却でないだろうか、と私は思う

というか、変ることが優先順位の1番ちゃうんか！と
まあ、そんな感じでAさんは全部とは言わないもののかなり捨てた。

それから5年もするとAさんと結婚したとの連絡が来た。めでたい。
久しぶりに見たAさんは垢抜けて、私が知っている眼鏡にボーズ頭の彼ではなくなっていたのだ。

人って変れるものなんですね、感心しました。









という夢を昨日見ました。
ぼっちの俺に相談持ってくる人間なんかいるわけないだろ
問題なのは夢の中で自分が女性になっていたことですよ、なにこれ怖い･･･

あ、アトラスのアバタールチューナーは小説版が全5冊で完結しています。
２巻目以降はゲームとは全く異なる展開をしていくのでプレイヤーだった方はご購入の検討を
おやすみなさーい