2015年03月20日 23時14分
ひとりごと
どんな感傷にもいつも出口がない。なぜなら、その感傷のひとつひとつを紐解いていけば、全てひとりよがりな感情だからなんだと思う。
いくら問いかけても自分自身には出口がなくて、誰かを媒介にしないといつもブーメランみたいに同じ答えが返ってくるのが何だかやるせない。
だけど明確な答えを求めつつも、曖昧にしたい部分もあって、結局どっちつかずで押し黙ってしまう。
だから、どこか遠い場所へ行きたいと願う。せめて心だけでもどこか安全な場所に置いていきたいと願う。そして、そんな自分に辟易する。
自分の弱さを認めることは大切だと言うけれど、口にするほどそれは簡単じゃないよね。本当にそれは果てしなく、どうしようもない。
ただ、自分の弱さや脆さと向き合って打ちひしがれても、そこにはたぶんほんのわずかな安やぎや静かな確信みたいなものを感じる時もあって。
そういったものをひとつひとつ拾い上げて、そっと抱きしめてあげたいと思う。
そんなことをしても何も問題は解決しないし、事態が好転するとは言えない。だけど、きっとそれでいいと思う。
土の中の種は目に見えないけど、確かに生きてて少しずつ根を張る。
僕らの弱さも脆さも安やぎも確信も同じように、見えない場所で静かに呼吸をしている。
だから、それにそっと寄り添ってあげればいいと思う。言い訳はしなくていいから。