2015年03月11日 22時58分
決して見ることのできない水滴
たとえ天気予報が晴れでも、折りたたみ傘を持ちあるくようにしてる。
カバンがすこし重くなるけれど、しかたないよね。
目にみえない安心はいつも何かを犠牲にしているから。
ぼくらはちかい未来のことをうまくそうぞうできないし。
ぼくは偽善者がきらいだ。
だからぼくはぼくをうちぬく。
それですくわれる世界ならいくらでもほしい。
めぐりめぐって春。
いくつもの蕾の雨にうたれて、
ぼくはないてしまった。
どんなかたちでもいい。
しずけさ、いくつもの花束、ゆびさき、とおいばしょの草のにおいをおもうこと。
そのすべてがひとつの水脈にながれつくことをねがう。それが祈りなら。