2014年11月16日 14時38分
漫画
ヤサシイワタシを読んだ
ひぐちあささんだっけ
名前は聞いたことがある
たしか人気の野球漫画かいてなかったっけ
感想としてはほんと真っ直ぐだとおもった
描きたいように書いてるなって
主人公?ヒロイン?のヤエもほんと真っ直ぐだった
主人公の基準って最初に出てくる人物とか、一番登場する人とか、常に心情が描かれてる人を表してるんだろうけど
作者はヤエを主人公に書いてるんじゃないかと
それくらい強烈な人物だった
これを読んでると常識が分からなくなる
思いやる気持ちとか本音と建前とか
すっ飛ばして一段上で会話してるような感覚
もしかしてこれが常識なのかって
だから妙に現実感があり読んでて胃が痛かった
そして読みにくい
会話が個人の中で成り立ってて
自分の感覚と違うから前後の台詞を読み返して意味を繋げていくことが結構あった
でも理解できない訳じゃなかった
曖昧な感想としてはこのくらい
ヤエという人はほんとどうしようもない
確かにこんな人はいそう
行動力があり言いたいことを言う
でも上手くいかなければ癇癪起こすはクスリやるは
子供みたいに構ってほしいオーラを出す
何より、いくら正論言っても聞かないでしょ
もうこの時点で俺は脇役の桐谷にしか感情移入できない
安芸が叱ってるときはスッキリするくらい
関わりたくない部類
文中にもでるが
一回痛い目見た方がいいとか
最後らへんに弓為が言った
こんなやり方で上手く行くなら
まっとうにやってる方が馬鹿みたいだ
とか
全くそのとおり
だからこそ主人公は凄かった
何度頭くることあっても
その人の道を正そうと正そうと
大人だと思った
自分も見習おうと思ったけど
一番嫌なこと、大嫌いなことは
今までやってきたことの価値がなくなること
まさにそれが起きて
過程が大事とか綺麗事つければなんとかなりそうなもんが
本当に無価値になるシナリオで
なんか最低だなって思った
後から気付いたのが
2巻のイトコとの話で
イトコに対してのいざこざは投げやりな感じをみて
主人公の考え方が大人なんじゃなくて
ヤエがほんとに大好きだったんだなって気づいた
総括して
凄いと思う
2巻でここまで中身が濃い
面白かった