2014年11月15日 00時48分
未だに非モテの過去
数年前、確かに俺たちはここで来る日も来る日もモテるためにどうするべきかと話し込み街やネットへ出かけ話し合ったことをトライアンドエラー。ここからがすべての始まりだった。街コンとは何か合コンとはどうするのか?まさに日々精神と時の部屋に入り修行の日々に明け暮れた。本屋でマニュアル本を買いあさり女の考えや感情を本から熟読した。
ありとあらゆる角度でモテの研究を試した。本にいくら費やしたか?何百時間同じ話題について堂々巡りで話したか…ファミレスで明け方までおっさんたちは円卓を囲み一致団結していた。一心報いるために必ずや成功させる。そんな思いを胸に一つの目標に向かっていた。不安や焦りは各々のメンバーあったと思う。長い間の積もり積もった怨念や憎悪のようなものもゼロではなかった。合コンでシカとを食らったことは一度や二度ではない。挨拶だけしてトイレに行った隙に帰られたことすらある。こうして何度も何度もメンバーは苦い思いをして、この世は弱肉強食であることを身を持って覚えさせられた。クラブに行ったさいは長身で細身のイケメンに女の子をまとめて持っていかれた。俺たちは修行僧になり彼女を作るために時間も金もすべてを投げ打って犠牲にした。
その結果、同志の半分の二人、三人は無事に卒業した。俺たちの青春はまさにあの時あの瞬間に存在していた。二十数年間彼女がいなかった男に彼女ができた時は感無量であった。ハートとガッツがあれば困難を乗り越えられることを証明してくれた。実際にメンバーの多くは美容院に行き持ち前の服を全部燃やした。見た目もぜろからやり直した。プライドも見えも全部捨てた。ただ彼女を作る、その一点集中にした。
ここまでやったが自分のマインドは非モテだと思う。厳しい修行にも耐えた結果話せるようになったし積極的に番号やラインも聞ける。たがしかし、未だに非モテだと強く思う。その強く思うマインドこそが非モテの正体であり悪の根源なのだ。