2014年09月20日 05時46分
俺氏の盛大に小規模な頑張りの話をしてみたいと
水球に諸々の理由で遅れ、実際に着いたのは4時30分。
水球は3時45分~5時までと決まっている以上、俺の一声、ひとつの願いに左右されることもなく、きっかり5時に終わるわけで。
5時に終わるものにいまさら入っても感じ悪いと思った俺は休むことにしたのです。
その上で鉢合わせるのも嫌だから近所のスーパーで時間をつぶすことにしたわけ。
友達に今日は行くよ!といってしまった手前、罪悪感も一際大きなものとなって俺に襲い掛かった。
そんな理由で少しビクビク。
でも、そんな心情をおくびにもださず俺は、ソーセージとチーズのコーナーを颯爽と速足で通り抜ける。
試食のお姉さんに
「いかがですか?」
と言われ、
「いりません、ありがとう」キリッ
と返す俺は控えめに言っても向井理と朝青龍を足して、向井理を引いた爽やかさだっただろう(体重8㌔増※前年度比)
時間もあったし、電化製品を見てみたり、お酒の勉強も兼ねてお酒をじっくり見てみたり、お土産になりそうなものを探してみたりしながら、ワッフル750gとアンズ×オレンジの夢のコラボ(炭水化物ではない)ジュース1㍑を買ったんだ。まぁ\400くらい?
超安い。
そうして、いい買い物をしたなぁなんて思いながら自転車で坂を下ってったわけです。
なんだか今日は自転車の調子が悪いなぁ
なんて朝から思っていたのだけれど、皆が俺の方見るからこれはまずいなと思って降りたのね。
まぁ、実際は恥ずかしかっただけなのだけれど。
自覚はあったんだよ。
なんとなく、振動が直にくるし、バタバタ音がするし、曲がると後ろだけずっこけそうになるし。
それでみたら、後車輪パンクしてましたww
ロック?みたいなやつが錆びて動かないおまけつきでw
それでも理由も分かったしまぁいいわーなんて思いながら、帰ろうーって
にやにやしながら坂を下ってったわけですよ。
そうしたら、向こうから血だらけの人がフラフラしながら歩いてきたの。
通り過ぎてから気がついてまじびっくり。
服とかにも血がべったりで、額、肘、膝にも血がべったり。
これは事故で??
とか思って立ち止まるも回りにはそいつ以外誰もいない。
あっ、助けなきゃって声を掛けようとしたけれど、そこでちょっと考えちゃったんだよね。
血だらけの人はおっさんで別に汚ならしくはなかったのだけれど、やっぱり血がべったりの人でフラフラであまつさえ意識も朦朧とした感じの人と関わりたくねぇなーって。
もう、自己嫌悪。
激しく自己嫌悪。
こういうときに汚いから助けたくないとかどこまでクズなんだよorzとなったわけ。
だがしかし、同時に現実的な問題(言い訳)も見えてくる。
そもそも、俺の可が無く不可しかない語学力で相手になる範囲ではないし、もしかしたら誰かを刺したのかもしれん!世界仰天ニュースでそういう話よくやってるし!(穏やかなら仰天しねぇだろ馬鹿)救急車も呼べないし、ここは他の人を呼びに行こう!キリッ
こう遥か前方に見えるおっさんがフラフラしてるのを見やりながら、立ち止まって考えていた。
そうして、考えていたらおっさんが振り向いてこっちに向かってくるのフラフラしながら。
もう恐怖がマッハ。
身体中血だらけで片方の手は担ぐように持っていた上着で隠されており、刃物でもあるんじゃねーの。と、内心ビクビクした。
でも、そこまで考えて考えが変わった。
むしろここで刺してくれたら俺話題の人物www世界仰天ニュースww
とか思った。
老いるのが怖い身としては、大学生活が送れないのは残念だが、まぁいいわ。
って気持ちになって積極的に近くを通ってみたわけです。
なにもされなかったwwww
でも、近くで確認して
まぁあれは人を呼ぶべきだな
と思い、その足で坂を上り、ばあちゃんがいたので話しかけた。
「すみませーん、俺留学生でドイツ語話せないんですけどー」
「おぉ、留学生ね!どうしたの?」
ここで、おっちゃんが血だらけでフラフラしてることを報告し、救急車を呼ぶべきか尋ねた。
するとばあちゃん
「あぁー、あれねー酔っぱらいよ!」
「へ?」
ここから怒濤のずっとばあちゃんのターン。
要点を簡潔に書くと、
・おっちゃんは酔っ払い。
・ばあちゃんは以前にも2回おっちゃんをみたことがある
・おっちゃんが血だらけなのは藪に突っ込むから
・アメリカでタクシーの運転手やってたらしいのだけれど、こっちに来てあんなになった。ここはばあちゃんもよく知らない。
・あれもドイツの日常的な光景だけれど、いい光景ではないね。
で、俺納得。
その後、
・どこから来たのか
・どこの学校に行ってるのか
・学校とドイツはどうか
・ばあちゃんの孫はアメリカに留学してる
・どれぐらいここにいて、あとどれぐらいここにいれるのか
・便利な交通手段
・何をしてたのか
なんかのお決まりの話を仲良くした。
さながら井戸端会議。
ちょっとの質問のはずが20分ぐらい立ち話してた。
ばあちゃん優しい。
「じゃ、残りの生活も楽しんでね!」
「ありがと!ばいびー」
「ちょっと!タイヤがパンクしてるよ!」
「大丈夫大丈夫!ばいびー」
なんつって、おっさんのことは忘れて帰ってきた。
いやー、俺頑張ったよ。
我ながら頑張った。
何を頑張ったっておっさんと会ったときの妄想を頑張った。
むしろ妄想しか頑張ってねぇよ。
最後にひとつ。お前らが忘れているであろう事を呟いてみる。
チェホンマン
satomin
ヤバっ読んでて笑ってしまったわ。
残りの生活頑張って、元気に帰国してね~。
2014年09月20日 13時51分