いちろうの日記

2014年08月15日 06時40分

映画「桐島、部活やめるってよ」をやっと観ました。

素晴らしい と思います。

非リアとかリア充とか、そういうことじゃなくて、

また、主要な登場人物たちは高校生ですが、僕はオッサンで、それでも、

ほとんどの登場人物に共感。心 揺れました。

誰が観ても、登場人物の誰かの気持ちに自分の気持ちが重なるシーンがあるのでは?
と思える映画です。

【以下ネタバレ】

心 震えた台詞↓

「戦おう、ここが俺たちの世界だ。

俺たちはこの世界で生きて行かなければならないのだから。」

コレは、映画部の面々が先生の反対を無視して撮っていたゾンビ映画の中の台詞です。

顧問の先生がゾンビ映画の反対をする時、
もっと自分の身近な事を描きなさい、
と映画部の部長と副部長に伝えます。

顧問
「君たちにとって、リアリティある?ゾンビ。」

…ゾンビ映画の中にこそ、リアリティを感じる青春もあるんだよ!

僕が中学の時通っていた塾の先生がテキストの裏表紙に、

「おまえはおまえのロックンロールをやれ!!!」

と書いていて、思春期の俺、ズキュン!

俺は俺のリアリティの中で闘うから、みなさんもみなさんのロックを生きて欲しいと思う。

もしくは、みなさんのリアリティを知りたいと思う。
みなさんがニヤリとできる瞬間が増えるといいなと思います。

さらに心 震えた台詞↓

「時々ね、俺たちが好きな映画と、今自分たちが撮っている映画が、繋がってるんだなって思う時があって…本当にたまになんだよ、たまになんだけど、いや、それが、こう…なんか…」

コレは、映画部の部長が、

「将来は映画監督?」

って聞かれた後、

部長「映画監督は…無理」

()「…じゃ、どうして映画を撮ってるの?」

…の後の台詞。

繋がってるんだよ!

泣ける。

僕は未だ夢叶わずオッサンとなりました。
モチベーションが上がらない自分に絶望する瞬間があります。
でも、自分が好きだと思えるモノを(好きだと思える瞬間とかでも)、大切にしたい。
全部そこからだろ、と思う。

…みたいな、恥ずかしい日記を書いてしまうくらいの、感動のある映画。

この映画を観た事ある人は、感想を聞かせて下さい。

いちろう

わたPさん、コメントありがとうm(_ _)m

時間軸の演出も見事でしたよね。

はい、
「失恋」の哀しみが、
1人には「音楽」として、
1人には「映画」として、
昇華するカタルシス、
素晴らしい。

2014年08月15日 10時22分