メギドラオン！！(魔界の挨拶)
この日記を開いてしまった、そこのアナタ。
クリスマス・イブとやらををいかがお過ごしかね？？
るしふぁ～でござんす。
http://th04.deviantart.net/fs30/PRE/f/2008/162/b/a/unfinished_Lucifer_design_by_jdillon82.jpg

　さてさて、キリスト教から観て、悪魔扱いの吾輩Luciferですが、12月に入るちょっと前ぐらいから、

な　ぜ　か　！

ここ日本においてもクリスマスムードに街も、広告も、商品構成も変わっていきます。
(そしてそれにつられて人々の心理状態も。)
街頭には聖書がセットでスピーカーの下に人が立ちます。

もちろん、この手の恋愛系イベントにはご縁のない吾輩ですが、哲学者(自称)としては探求しないわけにはいきません。

　まず、クリスマス自体の一般的な定義のおさらいですが、
『12月25日はイエス･キリストの誕生日』と《されています》。
そして、クリスチャンは『家族との時間を過ごします』。
つまり、大概の日本人の過ごし方は真逆なわけです。
(というか、イエス･キリストを本気で信じてる人なんてほんの一握りだろう･･･)

ところで↑で何ゆえに、《されています》と強調表現にしたかと言うと、実際には本当にイエスの誕生日なのかが不明だからです。

し　か　も　！

実は過去、この日はミトラ教(またはミトラス教)の祭日だったわけです。
http://homepage2.nifty.com/Mithra/HP_Mithraism_True_Astrology.files/image012.jpg
◆参考画像：雄牛を掲げるミトラ◆

つまりはパクりなわけですねー。
(なんでパクりと主張しているかというと、ミトラ教の方がキリスト教暦より前に存在し席巻していたからです。)
そして、過去《ミトラ教VSキリスト教》みたいな構図もあったわけです。
俗に言う宗教戦争ってやつですねー。
(どちらが勝者かは推して知るべし。)

さらに遡って言えば、イエスは元々ユダヤ教のパリサイ派(またはファリサイ派)の信徒だったわけです。
つまり、元はユダヤ教だったけども、「こんなん違わい！」っつって、叛旗を翻したわけですよ。
(本当にこう言ったかはモチロン確認のとりようないですがｗｗ)
加えて、キリスト教には聖母マリア信仰もあるわけですが、本来なら一神教としてはこれはおかしいわけです。
イエス以外に信仰対象があり、偶像化している。
で、これにもルーツがあり、エジプトのイシス神信仰から来ているとの説が有力です。
というわけで、一神教の中に多神教的性質も持ち合わせているわけです。

以上の観察根拠から全然オリジナルでもなんでもないわけです。

とはいえ、現在の国際関係においても、キリスト教も絶大な影響力を持っていますNE。
(総本山が厳重な警備で一つの国になってるぐらいですから。米国の選挙にも影響あるようだし。)

しかしながら、クリスマスなんぞ恐るるに足らず。
幽霊の 正体見たり 枯れ尾花
ってな具合なので、余は一切気にしない。
(しかし、ケーキは食べたい。)

で　も　ね　。

大抵は、ここまで書いてきたような学術ノリ/理論的ノリは情緒的にはどーでもいいし、
『この手のビッグイベントのトレンドラインに乗っかれない』
という事実があった(と本人が感じた)場合、それに対して、
『心理的抵抗や嫉妬・落ち込む系の心理パターンが生成されてるんでねーの？』
と余は思うわけですよ。

なんで、信仰してもいない宗教行事からナチュラルに意識を引きずられているのかに対して、
疑問符が雨あられな余ですが、まぁこれは刷り込みによる感情反応と同調圧力に負けてるのかな～？
ぐらいには考えておるのであります。
あとは、「花見だから酒が飲める」ノリの大義名分があるから、ここぞとばかりにはしゃぐぐらいしか思いつかぬ・・・
(ただし、これらはクリスマスとやらを意識している人たちのお話ですけどね。)

こんだけグダグダ管巻いて、何が言いたいかというと、
≪みんながやっているから≫
という理由で行われることには大した理由も根拠もなく、正しくもないってことです。

虚構はやたらと目立ちたがるので、くれぐれも釣りあげられませぬように。
世俗の些事よりも真実の方が大事じゃねーの？と余は思います。