遙かなる太古。
長く激しい戦争によって、その星は凍結した。

星の名はルーン。凍らせたのは「カーマ」の民。
戦後、カーマの民は、ルーンの隣星であるマージへと移り住み「賢者」と呼ばれる
最高権力者を頂点とし、奴隷民「イコル」を最下層とする階級社会を形成、
四千年もの歴史を積み重ねていた。
四千年。それは、過去の戦争の記憶と意味を風化させるのに、充分すぎる歳月だった。

ようやくルーンの氷が溶け始めた今、カーマの民は故郷であるルーンへの帰還を始める。
かつてのカーマの敵であり、そしてその事実を忘却した「イムリ」の民の棲む
すべての母なる星ルーンへと。

支配民族「カーマ」が統治する星マージ。
カーマは、他者の精神を侵犯する特殊な力で、最高権力者「賢者」を頂点に、
奴隷民「イコル」を最下層とする強固な階級社会を形成している。

近年、人々は命の宿らない星であるマージから、隣星ルーンへと移住を始めていた。
古代戦争以来凍結し、今ようやく氷が溶け始めている星ルーンは、
すべてのカーマの故郷であり多くの謎を秘めた原住民「イムリ」が暮らす地であった。

支配者階層の子弟が通う寄宿学校で非凡な能力を発揮する新入生デュルクは、
研修旅行の学生代表に選出され、隣星ルーンへと渡る。
カーマ、イコル、そしてイムリの、隠された暗い歴史が眠る、母なる星ルーンへと。

ってのがイムリの導入部分。最近最新14巻が発売。
もうね。こんなに面白い漫画を読まないなんてもったいないですよ？
騙され、裏切られ、誤解され・・・。人間の怖ろしさをまざまざと魅せつけられます。
続きが気になってしょうがないったらありゃしない！三宅乱丈は天才だ！

試し読み↓
http://www.enterbrain.co.jp/comic/sample/imuri/index.html#page=32

もう一回読もうっと。

■追記■
森薫「乙嫁語り」の現場から