豊田徹也「アンダーカレント」。
真っ青な表紙とタイトルに惹かれて昨日購入し、先ほど読み終わりました。
これは凄い作品です！最近は『当たり』漫画によく出会いますが、その中でも飛びぬけてます。
あらすじをもの凄くザックリと書きます。
風呂屋を営む女性(かなえ)を中心に、その周りを取り巻く人々との日常が描かれます。
途中から、合間に旅行先で蒸発してしまった旦那の調査が進み、かなえ自身の過去についても徐々に明かされてゆく、、、そんなお話。
ただの人間ドラマとも言えますが、とても深いところまで丁寧に描写されていると思います。
ほのぼのした場面、シリアスな場面、展開、含み、心理描写、どれをとっても一級品。
読後は、本当に１本の映画を観終えた後のような余韻に浸れることでしょう。
私は、少しの間鳥肌さえ立っていました。

最近本屋に行くと、この作者の漫画(別の作品)が平置きにされてるのをよく見かけて気になってはいましたが、もっと早く手に取れば良かったです。
この作品は、多くの人に触れていただきたいですね。