-高性能オートマチックトランスミッション
特に何も考えなくてもエンジンの美味しいところを使って走ってくれるので何も考えなくてもいいから人間が堕落する。

-最近のバックビューカメラ
自車の予想軌道やリアゲートを開閉しても問題ない位置、これ以上下がれない位置を教えてくれるので車両感覚を養えなくて堕落する。

-コーナーソナー及びミリ波レーダーを利用した車間距離報知システム
これが付いているとギリギリまで寄せられてしまうので、バックビューカメラと同じく車両感覚が養えないだけでなく、坂で前走車がトルクの薄いマニュアル車で困るかもしれないとか考えなくなるので人間的に堕落する。

-オートブレーキ及び車速感応式制動システム
注意力散漫でもぶつからなくなるので安全かと思いきや、それを頼りにしてテキトーな運転をする奴が絶対増えるので交通社会全体の堕落を招く。



最近の車はこれらが有機的にリンクし相互作用で安全を作っているようで堕落を産み続けているので、これらを謳っている車には近寄らないのが吉です。
「車はプリミティブであるべきだ」という持論を振りかざす気はありませんが、せっかく日本の免許制度がバカをふるいにかけているのにわざわざメーカーが堕落者を増やすこたーねえと思うのです。

まあメーカーの中の人候補生としちゃ、上　　司　　に　　は　　絶　　対　　言　　え　　な　　い　　話　　で　　す　　が　　ね　　。
運転中は常に緊張感を持っておくべきだと思うのです、1tの鉄の塊を転がしている者として。