The Pogues,The Smiths,Joy division,Pixies どのバンドのボーカルも欠陥があった。シェインはアル中、モリッシーは気弱なマザコンでゲイ、イアンはADHD。そんな彼らが本気で歌うからこそ意味があった。カッコ悪くて、ダサくて。でもそのカッコ悪さこそが、カッコ悪さを覆していったところが彼らの魅力だった。誰よりもカッコ良かった。つまり、表現の世界においては、欠陥こそが才能になりうるんだ。欠陥があるからこそ苦しみ、それが音楽として、メッセージとして、人の胸を打つ。

欠陥。それは才能だ。