決して夜中に 開けてはいけないふとした出来心だった。 少しくらいなら平気だろう、と。 本当に軽い気持ちで、その箱の蓋を開けてしまった。 大人として暮らしているうち、いつしかそれから目をそらすことが当たり前になってしまっていた、心…続きを読む