「はあ~、ミーも頼りになるパパがほしいよ」
おあげが曇り空を切なげな目で見つめています。天真爛漫なようでいても元は捨て犬ですから、親が恋しくなることもあるのでしょう。
「ノーノー、そういうことではなくて、ペットの飼い主が自分のことをパパママということがあるでしょ?そういう生活を保証してくれるパパママだよ」
なんて現実的な。
「すまんな、おあげ。私にもっと経済力があれば。私がなれるパパなんて、お金をあげてなれるパパだけよ」
緒方さんがさりげなくとんでもない暴露をしました。
「違うぞ、肉体関係は一切ない!楽しく食事やお喋りしてもらうだけだ!」
なんとも切ない釈明です。