「何百年と生きてきたが、これだけ愚かな男をわしは知らんわい」
パンツ一丁で縛り上げられた緒方さんを見て銀子さんがため息をつきました。緒方さんがなぜ縛られているのかはもう説明する必要がないでしょう。いつものセクハラです。
「ふががふふんが」
緒方さんが何か言いましたが猿ぐつわを噛まされているのでふがふがとしか聞こえません。
「どうせ聞こえたところで訳のわからんことを言うだけじゃ。そう考えると緒方はこれでなんの支障もないのう」
むしろなんて言っているのかわからない方が知的に見えるかもしれません。
「ふがっ…」
「こやつ、それもありかみたいな顔をしておるぞ」
無駄に懐は広いです。