すっかり冬になりましたが、ひなたは不思議とぼんやりあたたかいですね。
「うむ、確かにあたたかいな」
中庭に面したガラス戸から差し込む日光を、緒方さんが仁王立ちで受け止めました。紐みたいな下着姿で。やめてください、ひなたが忌み地になってしまいます。
「そう言いながら、尻にそそがれる視線をひしひしと感じるぞ。私の尻は桃と瓜二つで真珠のような美白だからな!」
「手形をつけたい。燃えるように赤く、くっきりと、もみじのように…!」
かな子ちゃんが謎の発作と戦っています。こら、緒方さん、尻を振って挑発しないでください。そんなことをしては、ああ…。季節外れのもみじが緒方さんの尻に刻まれました。