朝はパン パンパパン
あなたが残したそのノートは定位置の、スチールラックの一番下でひっそりと眠っている。日記にしてはずいぶんと無防備な扱いをしていたものだ。
「そんなところに置いておくと読んじゃうよ」
私が冗談めかして言うとあなたは困ったように笑い、不器用に話題をそらした。あまり読まれたくなかったのだろう。それならそうと言ってくれればよかったのに。
あなたの死後に何度か読もうとしたことがある。思いを口にすることが少なかったあなたが、なにを書き綴っていたのか知りたい。だけどそれと同じくらいに、あなたの本心を知ることを恐れている。
あなたが最後にこのノートに書いたのはきっと、あの日のことだから。
セフィ
切な良い。ジーンとくる
2018年12月06日 05時57分
みそ(うすしお)
セフィさん ギャグに走ろうかとも思いましたが、路線変更しなくてよかったです。
2018年12月06日 12時06分