朝はパン パンパパン

休日の朝を彩る見目麗しい鮮やかなサンドイッチと、豊かな香りを放つ挽き立てのコーヒー。それさえあれば朝刊を我が物顔で独占する悲惨なニュースも、どこか遠い世界の出来事のように思える。
自然の息吹を凝縮したかのようなレタスの緑と、ついさっきまで生きていたかのような生々しい桃色をしたハム。それらとパンの間をひまわりのごとく黄色いマスタードソースが繋げて、完璧な調和をもたらしている。
これほどに美しいサンドイッチはないというのに、人間というものはかくも愚かな行いを犯してしまうのか。
ごく一部の恵まれた人間である、パンタベール男爵にはそれがてんで理解できなかった。

みそ(うすしお)

なんでしょうね…。それでもイイ!!をつけてくれてありがとうございます。

2018年03月18日 09時45分