インタビュー
目覚めのキスを待っているお姫様がみつかりません。ヒントをください><
「変な依頼もあるもんだ。」
「珍しく、ペット探しとかじゃ無いのかや?」
「あぁ、何でも『目覚めのキスを待っているお姫様を探してください。』だ、そうだ。」
「それはまた、妙な依頼でありんす…というよりも、無理じゃないかや?」
「まぁ…そうは思うんだけどな…。」
「報酬が良かったのかや…。」
「有体に言えば、そうだ。」
「この阿呆。」
「零細に選ぶ権利なんてねーんだよ。」
「じゃぁ、探すのかや?」
「探すしか無いな…。」
「ふむ。しかし、日本に国王制度なんてありんせん、故にお姫様は存在しないでありんす。」
「それなら呼び名で姫と呼ばれている奴でも探して頼み込むか…。」
「それで見つからなければ、最悪、外国まで出張かや。」
「あー、そこまでは、したくねーな…。」
「そう言えば、こんな話を聞いたでありんす。」
「なんだ?」
「泡のお風呂でお仕事をしている人を姫と呼ぶことがあると。」
「…誰から聞いたんだ、そんな話。」
「年上のオジサマでありんす、詳細は年頃にならないと教えられないと言われたがのう。」
「まぁ、お前のお陰で解決策が見えた。」
「ほう、どんなのかや?」
「…年頃になったら教えてやるよ。」
「なんじゃ、皆して、わっちを子ども扱いしおって…。」
(教えれる訳ねぇよ…、クライアントに『ソープに行って白雪姫プレイをお願いしてくれ。』なんて告げる事…。)