インタビュー
文頭の…にはどのような思いが込められているのですか?
…つまらない理由さ。
ある日、先輩と小休止を取っていたとき、喫煙所の出来事。
('A`)y━・~~「海月、お前の発言は無邪気すぎる。」
海月「どういうことかや?」
('A`)y━・~~「正直な言葉を口にし過ぎてんだよ。」
海月「悪いことなのかや?」
('A`)y━・~~「悪い事じゃない。が、良い事でもない。」
海月「よく分かりんせん。」
('A`)y━・~~「言葉って言うのはな、訂正が利かないモノだ。」
海月「ふむ。」
('A`)y━・~~「だからな、一考してから口にするようにしろ。」
海月「つまり、わっちの言動は浅慮であると?」
('A`)y━・~~「若いうちは、それでもいい。だが、大人に混ざりたかったら、それなりに覚えろ。」
海月「大人は難しいでありんす。」
('A`)y━・~~「案外簡単なもんだ、一本吸ってみろ。」
海月「未成年に喫煙を強要するものじゃありんせん。」
('A`)y━・~~「コレの味が分かるようになったら、大人だよ。」
海月「タバコを覚えれば、良いのかや?」
('A`)y━・~~「さぁな、戻るぞ。」
そういって、先輩はタバコをもみ消して先に行った。
海月「無邪気を捨てて、一考するのが大人かや。」
一人ぼっちの喫煙所で、そう呟いて、わっちは缶コーヒーの最後の一口を飲み干した。
海月「…苦い。」
…下らない話だろう。