インタビュー

まそさんが最近作った おっ と思うご飯を教えて下さい(^o^)

2月、進級試験の朝、天丼まそは大きな賭けに出ていた。ここ半年、今日この日に全精力を注ぐべく、大好物の牡蠣や生卵、刺身など、感染の可能性のあるものを徹底的に排除した食生活を送っていたのである。しかし今日は違う。貯めたお小遣いで購入した、フグ雑炊の素、レトルトパウチをまそは握りしめていた。テトロドトキシンの作用時間は30分〜2時間、即ち試験会場にたどり着く前に、神経毒によって倒れることが可能である。当日の朝、神経毒に倒れるなどなんてロマンティック!しかし用意は周到に。黄色ブドウ球菌混入の可能性のある炊飯済みごはん、サルモネラに侵されているかもしれない生卵を鍋周辺に用意した。よういはばっちりだ。試験が始まる前、まそはERに運ばれる。原因と思われる毒物は複数あり、鑑別は困難を極める。そこから先は、運に任せよう。まそには女神がついている。

しかし誰よりも食べることを愛し、食とともに生きてきたまそにとって、最後の晩餐は美味なるものでなければならない。まそは密かに期待していた。何しろ、一人分のレトルトパウチはずっしりと重く、その内容物の豊富さを物語るには十分なほどであった。きっと美味しいに違いない。そして、具もたっぷりに違いない。まそは1人微笑んだ。説明書き通り、まそは鍋にパウチの中身をあけた。おおぅ!!?まそは叫んだ。パウチの中身はほぼ液体、フグの欠片はほんの数える程度、申し訳なさげに鍋の端に浮かんでいるのみだ。どういうことだ…わしの運命の女神もついに力尽きたというのか!神は死んだ!!(ここまで書いて疲れた)


そんなこんなしてあまり具のない雑炊を作りましたが、見た目に反してとても美味しいものができました。幸か不幸か、フグ毒も黄色ブドウ球菌もサルモネラも効果を発揮してくれず、しっかりと試験を受けることができましたとさ。最近作った、おっと思うごはんのお話〜レトルト使ってるけど(°▽°)

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