インタビュー

くぅちゃんは猫語が3割、クラゲ語が6割程度理解できるという噂を耳にしたんですけど、クラゲはご飯を食べるとき何て挨拶するんですかね??まさか「いただきます」なんて言わないですよね???

「ねぇ、ねぇ。くらげって、ごはんをたべるときに、いただきますっていうのかなー?」

小さな子のお守りをしていた時のことでありんす。

この年頃は、色々なことを考えていて、
突拍子も無いことを言い出す・・・と、受け取る方もいらっしゃるんじゃが、
大人になって、常識に囚われてしまった固い頭では理解できないだけでありんす。

「んー?言わないんじゃないかや。」

「えー、どうして?あたし、ごはんたべるときに、ちゃんというもんっ。」

「それはね、ご飯を用意してくれたお母さん。ご飯の材料を作ってくれた人達に、
 感謝を込めて言っているじゃが・・・。」
 
「うー・・・難しい・・・。」

「例えば・・・ほら、飴玉でありんす。」

そう言って、子どもに飴玉を差し出しんす。

「わぁっ!!ありがとうっ!!」

喜んで包みを開けて、口に放り込む子ども。

「さっき、君が言ったありがとうは、感謝の意味でしょう?それと同じだよ。」

「あっ、そうなんだー。」

「で、クラゲはごはんを食べるときに挨拶はしていない。何故だか分かるかや?」

難しい顔で、考える子ども。
考えさせる事は、とても重要な事でありんす。

「・・・わからない。」

結局、思いつく事は、出来なかったらしい。

「うん。それはじゃな、クラゲの場合、ご飯は作ってもらわずに自分で餌を捕まえて食べるじゃろう?」

「うん。」

「だから、感謝する必要がありんせん。」

「そうなんだー。くーちゃん、物知りだねー。」

そう言って、抱きついてくる。
余り力は無いほうなんじゃが、
何とか抱きかかえて、

「よしよし、そうやって色々と覚えていきんさい。」

「はーい。」

ニコニコと笑って返事を返してきんす。
この笑顔だけは守っていきたいと思うんじゃが・・・最近は物騒事ばかりで困りんす・・・。













即席回答でありんす。
矛盾があっても余り、つっこまないでくりゃれ(゚、 。`フ

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