インタビュー

姉さんは、まだ見ぬあなたがたまらなく愛しいのよ

とあるSNSで年上の女性・・・だと思う方と知り合った。

わっちは「姉さん、姉さん」っと、
甘えるようになって、そのSNSに入り浸るようになったんじゃが、
ネット上とはいえ、甘えられる相手がいることに幸せを感じつつ・・・でも・・・。

学校へ行きつつ、夕方から朝方のアルバイトの生活には、
他の事を挟む余地が余り無く、
次第に、わっちの姉さんへの対応も御座なりに、
すれ違っていった。

そうして、追われる様な生活に、
心身ともに疲弊して、
・・・元々、精神的なモノは抱えていたんじゃが、
それも、悪化してきた。



そうして、

数日が過ぎ、

数週間が過ぎ、

数ヶ月が過ぎ、



まだ、SNSには書き込みは行ったりしていたけど、
もう、姉さんとは、時間帯も合わなくなっていた。

そうして、書き込んでいく内容も暗いものになりそうになり、
でも、そんな書き込みなんて、誰も見たくないだろうと、

呟こうとしては消して、
呟こうとしては消して、
呟こうとしては消して、

結局、無理やり明るい書き込みだけを、
時間がある時に、何となくするだけになり・・・。

そうして、SNSへのアクセス頻度も減っていった。



それから、月日が流れるにつれ、
学業もアルバイトも忙しくなり、

5日間の徹夜という無茶をやらかしたアルバイトの朝帰りの日、
帰宅途中に倒れ、何とか近くのビルの壁面まで行き、
背中を預けて、座り込んだ。

(もう、立ち上がれない。)

そのまま、数分と時間が過ぎ・・・。
それでも、疲弊しすぎた体と精神は動こうとはしてくれない。

この時、助けを呼ぶなんて選択肢は無かった。

家族とは、とある理由で疎遠になっており、
友達には、無駄に遠慮をしてしまい、

運良くタクシーでも通らないかと期待もしてみたが、
タクシーどころか、人っこ一人通りはしない。
通ったところで、こんなご時勢じゃ声も掛けてはこないだろうけど・・・。

ふと、SNSの事を思い出し、
立ち上がれる様になるまでの時間潰しにと、
スマフォからアクセスしてみる。

久しぶりのログインに・・・メッセージが一通?
何となく開いてみると、姉さんからだった。

『姉さんは、まだ見ぬあなたがたまらなく愛しいのよ』

っと・・・。

ずっと、ずっと長い間、やり取りもしていなかったのに・・・。
そこには優しい文面があった。

(帰らないと・・・。)

帰ったところで、実際に姉さんに会える訳でもない。
でも、何となく、帰らないといけない気がして、

自然と足に力が入り、立ち上がれた。
そうして、ゆっくりと歩いて、
アパートに帰り着く。

それから、コートも脱がずにベッドに倒れこむ。

ベッド上に置かれた電源を付けっぱなしのノートPCから、
SNSにログインして、

『た、ただいまぁにゃ・・・( 、 `フ



と、書き込み・・・しばらくして、F5ボタンを押して、
コメントを見てみると、久しぶりに姉さんから。

『海月ちゃん、おかえりなさい。久しぶり、お疲れ様です。』

そのコメントを見た途端、
不思議な安心感に包まれて・・・。

そのまま、眠り込んでしまった。










文体?を変えてみたんじゃが、
文章が硬くなってしまったかにゃぁ・・・。

姉さんとは、何方じゃろう・・・(゚、 。`フ

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