インタビュー

10月10日に貴女のハートを盗みに参ります。 怪盗○○○ 追伸:もしよろしければ貴女のハートの盗み方を教えていただけませんか? なんてお手紙が届いたらどうしますか?

『10月10日に貴女のハートを盗みに参ります。 怪盗○○○ 追伸:もしよろしければ貴女のハートの盗み方を教えていただけませんか?』

・・・学校から帰ってみたら、マンションの部屋のドアに、
こんな事が書かれたカードが貼り付けてあったんじゃが。

(警察にでも行くべきかや・・・しかし、ドアに貼ってあるだけじゃ証拠にはならん・・・。)

とりあえず、ドアにキーを差し込んで、部屋へと入ることにしんす。
周りを見渡して・・・特に触られた形跡はありんせん。

そのまま、キッチン、トイレ、洗面所、浴室が据えられている廊下を進み、
8畳のリビングに出るんじゃが・・・そこも特に何も無し。

無いんじゃが・・・。

「盗み方を尋ねてくるとは、随分と阿呆な怪盗も居ったものよのう。」

少し大きめな声で口にしてみんす。

これで何らかのリアクションがあれば、
楽に見つけられるんじゃが・・・何も起こらぬ。

まぁ、声を出した事には意味はあるんじゃが・・・。

(『追伸:もしよろしければ貴女のハートの盗み方を教えていただけませんか?』
怪盗を名乗っておきながら盗み方を聞いてくるとは阿呆な者よのう。

しかし、これが心臓という意味なら、気を付けねばならぬな・・・。
まぁ、その場合は『怪盗』なんて名乗らずに『内臓愛好家』とでも名乗っているかや。

・・・とすると、アレかや?ルパンがクラリスから奪ったアレかや?)

さっきから、声を出していないのは、盗聴器の類を仕掛けられている事への恐れでありんす。
後で探してみるつもりじゃが・・・まぁ、見つけられるかのう・・・。

1番近い10月10日まで、あと今日を含めて2日間。
つまり明日が10月10日・・・それまでは、どうするかや・・・。
って、答えは、もう決まっておる。

とりあず、『必需品』を買出しに行くかや。
着替えずに、制服のまま、靴も学校で履いていた革靴を履いてッと。


1時間後


買ってきた『必需品』を、テーブルに並べて・・・勿論、領収書は『怪盗○○○様』で、切ってありんす。
こんな物を用意させるぐらいじゃからな、お金位は出してもらわんとつりにあわぬ。

そして手袋をはめて、
さぁ、盗聴器の類を探し始めるかや。

部屋の普段は意識していない場所から巡っていき、
外せるモノや、動かせるモノを動かして・・・。

1時間探してみて、盗聴器が10個、監視カメラは0個、発信機12個。
随分と、多い数でありんす・・・これじゃぁ、探せば探すほど、出てきそうじゃのう・・・。

しかし、トイレ、洗面所、浴室に仕掛けていなかったのは、
善意なのか、見落としているだけなのか・・・。

後は・・・PCも全部電源を落としておくかや。
ハッキングされとったり、ウィルス仕込まれてたら、手の打ち様が無いしのう・・・。
いや、調べれば出てくるかもしれんが、物理的に組み込まれていたりしたら、わっちにも手がおえぬ。

とりあえず、2日間は友達の家に泊めてもらって、
10月10日の夜に帰ってくるかや。

これだけ物証が揃っていて警察に通報しないのは・・・何でじゃろうな。
まぁ、しいて言えば、ただの好奇心かや。
現代の怪盗、それを一目見るのに、警察などに邪魔されても無粋なだけでありんす。

まぁ、ただの変態である可能性も否定は出来んが、
その時の為の、『必需品』でありんす。

っと、買ってきたものの中から、
下着と服を取り出し、
ベッドの上で毛布を被りモゾモゾと着替える。
・・・一応、監視カメラ対策でありんす。

そして、買ってきたスポーツバッグに、
予備の着替えを入れて・・・財布の中身も新しいものに入れ替えて・・・お薬も2日分だけを切って入れて・・・。

そして、スマートフォンを手に取り少し悩みんす。
ほぼ手放さないものじゃが、眠っているときは流石に身から離れておる。
まぁ、策はありんす。

とりあえず、カバンを肩に掛けて、いざしゅっぱーつ。

新しく買った靴を履き、ドアを開けると、日もくれていない為に直に直射日光・・・。
、新しく買ったサングラスをけて、カッコ付けというよりも、
弱視のわっちには必需品でありんす。

マンションを出たところで、周りに止まっている車に発信機を付けてっと。

あとは、適当にタクシーを呼び止めて、遠目の携帯ショップへ、乗せてもらいんす。
勿論、領収書は切っておる。

携帯ショップで適当に理由をつけて、
自前のスマフォを代替品と交換してもらいんす。

データの移行はアドレス帳だけ。
写メなどのバックアップは、microSDHCカードに入れてもらい、準備完了。

これで持ち物は、全部新品の何も仕掛けられていない状態になったでありんす。

友達に電話を掛けて、泊めて欲しい旨を伝えて・・・。
若干、驚かれたんじゃが、何でじゃろう・・・。
とりあえず、アルバイトが22:00頃に終わるから、
22:30頃にお邪魔する事にしんす。

・・・あちらは家族暮らしなんじゃが、
夜更けに行っても大丈夫か不安もあるんじゃが・・・。
ダメだったときは、ホテルにでも泊まるかや。

アルバイトも終わって、友達の家に行ってみたんじゃが・・・、
えらく、あちらのお母様に気に入られてのう。
どうやら、友達が尋ねてくるのは久方ぶりだったそうな。
それに、学校であった事を聞くと、わっちの話ばかりが出てくるらしいのう。

まぁ、何と話されているのか聞いてはみたかったんじゃが、
赤面した友達に、無理やり手を引かれて友達の自室に連れこまれてしもうた。

「もうっ、お母さんったら・・・。」

ベッドに座り込んだ友達が恥ずかしそうに口にしんす。

「わっちとしては、もう少し話を聞いていたかった「おいで。」」

・・・話を切られてしもうた。

わっちは、ベッドの方へ行き、いつもの様に友達の膝に頭を預けて、

「学校ではないのだから、必要ないと思うんじゃが・・・。」

「ちょっと、疲れて見えたから。」

そう言いつつ、髪をなでられ、

「お風呂入ったかしら?」

「まだでありんす。」

「なら、準備してくるから・・・疲れているなら寝ててもいいよ。」

「いや、厄介になる身分じゃし、わっちがしんす。」

「お湯は落としていないと思うから、お風呂を温めなおすだけ。スイッチ1つだから、すぐ済むわ。」

「・・・分かったでありんす。」

「じゃぁ、準備して待っててね。」

そう言って、わっちの頭を持ち上げベッドに横たわらせ、部屋から出ていく友達。

とりあえず、起き上がって、洗面用具一式と、着替えを準備して・・・。

ドアが開いて、

「沸いたよ。」

と、顔を出す友達。

「えらく早い・・・。」

「お湯も温かかったし、追い炊きだけだからね。お風呂場はこっち、着いてきて。」

そういって、案内されて。

「ごゆくっり。」

そう言って、戸を閉められてしもうた。
まぁ、一人でも入れるんじゃが・・・別宅というのは、
落ち着かないものでありんす・・・。

とりあえず、さっさと洗顔をして体を洗って、湯に浸かり・・・。

(どれ位ぶりかのう、湯に浸かるのは・・・。)

などと、少し考えつつ、浴室から上がり、
体と髪をバスタオルで拭き、膝丈のロングTシャツに着替えて、バスタオルを頭にかぶせた状態で、
色々な部屋に続く廊下に出て、に出て・・・話し声?

聞き耳をたてると、最初に通されたリビングからかや。

『あなたが学校に真面目に行き始めたのも、あの子のおかげかしら?』

『そうなのかな・・・最初は、不思議な子が近づいてきたと思って、気付いたら放っておけなくなくなって・・・。』

『放っておけない?』

『何だかフワフワしてて・・・捕まえていないと、消えてしまいそう。』

『だから膝枕?』

『それは・・・あ、あの子が勝手に頭を乗せてきただけッ。』

『ふふふふ。』

(何とも、聞いているこっちが恥ずかしくなってくる会話でありんす。)

リビングのドアを開けて、そこに居ったのは、友達のお母様と、パジャマ姿の友達。

「お風呂、わざわざありがとうございます。」

そ知らぬ顔で・・・礼は言わんわけにもいかぬ。

「あらあら、髪がぬれているじゃない。」

「私が乾かすから・・・。」

そういって、友人の自室に連れて行かれる最中、

「・・・聞こえた?」

「何をかや?」

「・・・何でもないわ。」

そうして、友人の自室に入り、髪を乾かして貰って、
時計を見たら1:30過ぎ。

「もう、こんな時間・・・寝ようか。」

「・・・うん。」

そうして部屋の電気が消され、ベッド脇のスタンドライトに光が灯り。

先にベッドに入って寝る体勢の友達。
わっちはどうするかや・・・。

「おいで。」

「え・・・でも・・・。」

「いいから。」

そう言われて、少し恥ずかしがりながらベッドに潜り込みんす。

いきなり、頭を胸に抱き寄せられ、

「おやすみなさい。」

「お、おやすみにゃさい・・・。」

大分、ドキッとしたでありんす・・・。

(あ、お薬・・・。)

いつもは、睡眠薬を口にしないと眠れないんじゃが・・・。
不思議な安心感のせいか眠気が・・・。

「やっぱり、据え膳喰わぬは何とやらよね・・・。」

「・・・えッ。」

「ちょっと、覚悟して頂戴。」

「まってぇええええッ。」

【中略】

「んっ。」

目を覚ますと、目の前にスヤスヤと眠っている友達の顔・・・あんな事した後じゃ当たり前かや・・・。

起こさないように、そっとベッドを出て、私服に着替え、スポーツバッグを肩に掛け、時計を見ると6:00。

(よく眠れたにゃぁ・・・色々な意味で・・・。)

すやすや眠っている友人を起こさぬよう部屋から出て、
丁度、友人のお母様と、出勤しようとしていたお父様であろうと出くわしたでありんす。

「あら、もう出て行くの?」

「はい、昨晩からお世話になりました。」

深々と頭を下げ、

「この子が、例の友達か?」

「そうよ。」

「まぁ、何だ・・・これからも、あいつを頼む。」

「いえ、こちらこそ仲良くさせて頂ければと思っております。」

「ほう、よく出来ているじゃないか。・・・それじゃ、いってきます。」

「いってらっしゃい、あなた。」

「いってらっしゃいませ。」

そして、友達のお母様と二人きり。

「海月ちゃんも、もう行くの?朝ごはんは・・・あッ・・・。」

多分、友達から聞かされた事を思い出したんだと思いんす・・・。

「そこまで御厄介になる訳にはいきません。私も、帰ることにします。どうも、大変お世話になりました。」

そう言って、早々に靴を履き、玄関のドアノブに手をかける。

「また、いらっしゃい。」

「はい。」

そして、友達宅を後にして、

「さぁ、怪盗。勝負でありんす。」

(と、言ってもこの時間・・・何処をうろつくかや・・・。)

こんな早朝にいける場所なんて、精々24時間のファミレスぐらいなんじゃが・・・ドリンクバーだけで、夜まで過ごせるかや・・・?

(うーん・・・怪盗を名乗る不審者と対面せねばならぬというのに、体力の消耗は避けたいのう・・・。)

となると、学校で一日寝るという選択肢が、お財布にも体にも優しいんじゃが・・・制服までは持ってきておらぬ。
手元にあるのは、今日一日は潰せるだけの金額が入った財布、色々と入ったスポーツバック。

ネットカフェにでも行って体力を温存しておくかや・・・そっちの方が安上がりでありんす。
そうと決まれば・・・とりあえずは、食事の確保かや。

近くのコンビニに立ち寄り、ウィダーinゼリーを三つ手にとってレジに向かい清算を済ませて、カバンに放り込みんす。
後はフラフラと歩いて、少しボロいネットカフェを見つけ中に入り、
店の見た目通り、何も確認されず、最大時間パック12時間を予約して伝票を受け取り、指定された席へと向かいんす。

指定されたブースへと入り・・・椅子に腰掛け、使われている椅子は、予想していた以上にフカフカで意外でありんす。
これなら、丸くなればしばらく眠れるかや。

先にスマフォからアルバイト先のリーダー宛に、休暇申請のメールをして、
あとは、2錠で約8時間眠れる睡眠剤と、睡眠導入剤を用意して、
そして、お薬をいっぺんに口に放り込みコンビニで買ったウィダーinゼリーで流し込み目を閉じる。

体感的に、30分位して眠気の来る感覚・・・。
そして、眠気に抗わず、そのまま意識を手放す・・・。



目を覚まし、スマフォで時間を確かめると、17:00を少し過ぎた辺り、
・・・メールが着ておる。相手は泊めて貰った友達から?

『もしかして、昨日の件で学校に来なかったんですか?それなら、謝りたいので、一度会う機会をください!!』

ふぅむ・・・これを放置しておくと、後々面倒な事になりんす。

『別に気にして学校に来なかった訳じゃありんせん。今日は特別な用事でお休みしただけでありんす。』

と、返信をして・・・これで大丈夫かや・・・どうかにゃぁ・・・。

(まッ、いざとなったら会いに行くかや・・・丁度時間もありんす。)

さぁて、カバンからウィダinゼリーを一つ取り出し飲み終わった後、
ブースを出て、レジで会計を済ませる。
どうやら、延長までは眠っていなかったみたいでありんす。

会計が終わって、外に出てっと。

周りは、早上がりの社会人や学生さんがチラホラ目に付きんす。
それに紛れて、雑踏を歩きつつ、何処へいこう考え・・・。

(ん?着信?)

スマフォをみると友達からでありんす・・・とりあえず、出ておくかや。

「どうしたのかや?」

『あの・・・昨日の夜の事、本当に気にしていないの・・・?』

「気にしとりゃせん。ぬしの気にし過ぎでありんす。」

『そう・・・でも、会いたいな・・・。』

「・・・仕方ありんせん。学校の1番近くの喫茶店あるじゃろう?そこで待っていてくりゃれ。」

「・・・わかったわ。」

これで、通話は終了。
目的地も決まりんした。
喫茶店へ向かってGOでありんす。

まぁ、そう歩かんうちに着いてしまった訳じゃが、
喫茶店のドアを開くと、リンっと鈴が鳴り、

「いらっしゃい。」

と、聞きなれたマスターの声。

そして、店内を見回すと・・・奥のテーブル席に、友達を発見。

「待たせたでありんす。」

「私も・・・今来たところだから・・・。」

相手の顔は、不安が拭いきれていない表情。
まぁ、不安を拭うことなんて簡単なことかや。

「ちょっと席をつめてくりゃれ。」

言われたとおりに、端まで座り場所を変える友達。
その隣に、座り込み、

「わっちゃぁ、疲れた。少し休ませてくりゃれ。」

勝手に相手の膝に頭を預けて膝枕状態。

でも、これで安心してもらえるはずでありんす。
友達は、指先で髪に触れてきて・・・そして、ゆっくりと撫ではじめたでありんす。
そして・・・不覚にも、意識が・・・。



「・・・わっちはどれ位、眠っていたかや?」

「えっと、2時間位かな。」

そう言って、髪を撫でてくれる友達。

膝に頭を預けながら、

「マスター、紅茶1つ、あと適当にケーキを1つ頼みんす。」

そうして、数分後に持ってこられた紅茶とケーキが並べられ、
わっちはバッと身を起こし、伝票を手に取り、

「膝枕のお礼でありんす、ゆっくりしていってくりゃれ。」

そして、相手に二の句を繋げさせないために、
さっさと会計を済ませて、喫茶店を早足で後にしんす。

さて、日も暮れ暮れ・・・。
そろそろ、わっちのマンションに戻って、
阿呆な怪盗さんの出迎えとするかや。

そして、マンションへ到着し、
鍵を開け、中に入るが・・・またも、変わった様子は無しかや。

さて、戦闘服に着替えるとするかや。
大事に仕舞って置いた、ゴシック衣装を取り出し身に付けていく。

このお洋服は流石に毛布の中で着替えられるほど簡単なものではないので、
監視カメラで見られることも我慢でありんす。

後ろのリボンを仕上げにキュッと締めて、厚底のブーツを履き完了でありんす。
っと、言いたいところじゃが、一日中、肩に掛けていた、スポーツバックの中から、
鉈、ナイフを取り出し、両方とも刀身が黒色のものを探すのは、苦労したでありんす。

それぞれを、腰のリボン帯に差込み、一応の迎撃準備は完了。
両方とも、使い慣れない獲物じゃが、鉈は振るうだけで切断、重症を負わせる事も出来るし、
ナイフは・・・まぁ、護身ぐらいかや。

そうして、最後に腕時計をはめてベランダに出る。
この季節は寒いんじゃが・・・我慢でありんす。

時計を確かめると、21:00過ぎ。
3時間以内に、現れなければ・・・それはそれで問題無いかや。



1時間が経ち、2時間が経ち・・・現れる気配すら在りんせん。
と、いきなり強風が吹き、

「やぁ、今日は良い夜ですね。」

気付いたら、すぐ隣に黒マントにタキシード、黒のハットにモノクルという如何にも、怪盗らしき人物がベランダの手すりに座っておった。

「・・・そうじゃな。」

鉈ではなく、すぐに抜けるナイフに手を伸ばし・・・感触が無いッ!?

「アナタみたいな可愛らしい子が、こんな無粋なもの似合いませんよ?」

そう言って怪盗は、鉈とナイフ片手で持ち、そして手を軽く振るうと、両方とも消えてしまったでありんす・・・。

(無手で挑むことになったかや・・・それを想定するなら、もっと動きやすい服にすべきだったでありんす・・・と、考えても後の祭りかや。)

「ニヒヒヒ、可愛いモノ程なんとやらでありんす。」

表情だけは、余裕を保っておきんす・・・というより、もう投げやりかや。

「しかし、アナタも酷い人ですね。」

「何がかや?」

そう口にして、一緒にベランダの手すりに座りんす。
そして、身に覚えはあるが、あえてとぼけてみんす。

「ワザと聞こえるように阿呆呼ばわり、発信機をばら撒いて、位置の特定を難しくしたり・・・まったく、追伸のヒントも頂けないとは本当に酷い方だ。」

「怪盗なら、そんなこと聞かずとも盗んでみせてくりゃれ。」

「それなら、アナタごと盗んでしまいましょう。」

「・・・えッ?」

いきなり、お姫さま抱っこをされて、

「にゃ、にゃにをッ!!」

「悪い暮らしで無いと思いますよ?」

「そんな問題じゃにゃぁーいッ!!」

「フフフ、ゆっくりと盗ませていただきます。」

そう言って、ベランダの手すりから飛び降りッ・・・落ちてない・・・?
むしろ、浮いてるのかや?

そうして、わっちお姫さま抱っこしたまま、怪盗は深夜の空へと向かい、

「これじゃ怪盗じゃにゃくて、ただの誘拐犯でありんすぅううううううううううッ!!!!!!!」

わっちの叫び声と共に、消えていったでありんす。




















今回ばかりは、尺を考えていにゃくて疲れたにゃぁ・・・( 、 `フ(白目)

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