インタビュー
理想のお姉ちゃんは誰ですか?チラッチラッ
これだけは、少しまともに答えるかや…。
わっちの本当の姉様は、わっちが生まれる前に亡くなっておる。
…写真も無いし、顔も分からない状態でありんす。
わっちが目にするのは、たくさんの御墓石中の一つだけじゃ。
触っても温もりは無く、話しかけても返事は無い。
だからかもしれん。
姉という存在が、どんなものか知りたいだけなのか、
ただ、年上の方に甘えたいだけなのか…。
だから、冗談でも、お姉様、お姉ちゃんを名乗ってもらえるのは嬉しい事でありんす。
でも、長女の席だけは、空けておいて欲しいと思っておる。
顔を見た事が無くても、
声を聞いた事が無くても、
触れた事が無くても、
わっちには大切な姉様には変わりありんせん。
まぁ、本当に今も居たとしたら、
世間で言う居ない方が良かったになるのか、
仲良し姉妹になるのか…。
ただ、年下の子は懐いてくれておるし、
家族の中では、比較的、お母様も優しいときはあるし、
家族の女性陣とは、何となく上手くやってただろうなとは思いんす。
…年下の子と表現したが、
わっちの子どもではなく、兄弟、姉妹の間柄でありんす。
まぁ、重たいお話はここまでにして、本題に移るかや。
『理想のお姉ちゃんは誰ですか?チラッチラッ』
という事じゃが、インタビューをされた姉様…と、答えたいところじゃが、
イジワルなわっちは
「一番甘やかしてくれる方。」
っと、答えておきんす(゚、 。`フ