インタビュー
(・(●●)・)
高校の1限目、英語の小テストが返ってきて…何かやこれ?
点数の横に『(・(●●)・)』っと言う判子が押されていたでありんす。
「センセー、これ何かや?」
「よく頑張りました。って、印。可愛いでしょう?」
「何の生き物?というか、生き物なのかや?」
「ブタさんだよ。」
「はぁ…高校生にもなって、判子でよく出来ましたは無いと思うんじゃが…。」
呆れて教壇の上に立っている教師を見上げると、笑いながら、
「可愛いから良いじゃない。それとも不満?」
「こう言うのは、良くて小学低学年までだと思いんす…。」
「そっかぁ…ブタさんじゃ不満なのかぁ…。」
肩を落とす教師に、
「いや、そうじゃ無くてじゃな。」
「何なら好きなの?」
「話を聞いてくりゃれ…。」
「何が良いのかなー?」
ため息一つ目。
「クラゲなら嫌いじゃありんせん。」
「うんッ、分かったッ。」
ため息二つ目を付きながら、席に戻ったでありんす。
そして、次の小テストの返却日。
「よく頑張りましたッ。」
そこにはクラゲの判子が押してあったでありんす…。