インタビュー

どういう風にせめられたいですか?(性的orそれ以外の意味で)

正直ピンチな状態でありんす…。

「どういう風にせめられたいですか?」

とある掲示板で

『俺に勝てる奴は掛かってこい!!!!!1』

という、書き込みを見て、革ジャンに、キャップに、厚底靴を履いて、
好奇心で、とある公園を覗きに行ったら相手が本当に居て…挑戦者と間違われたでありんす…。

身長は180cm近く…、細身じゃが筋肉質そうじゃ。
対するわっちは…まぁ、2回りほど小さいでありんす…。

「いや…、わっちは見に来ただけで…挑むつもりはありんせん…。」

「そんな事、言わずに勝負しましょう?」

(参ったにゃぁ…引いてくれそうに無いでありんす…(゚、 。`フ)

ならばッ!!後ろを振り向いて、即行ダッシュッ!!

「何処へ行くつもりですか?」

気付いたら肩を掴まれていて、後ろに引き倒されそうになり、

(た、倒れるッ。)

後ろに転びそうになったのをブリッジで背から倒れるのを防いで、
体のバネを生かして、逆立ち状態から相手の顎向けて反射的に蹴りを放っていたでありんす。

相手はバックステップでそれをかわして…あー、相手の頬に擦り傷が出来ているでありんす…。

「へぇ…、やるじゃないですか…。」

「い、今のは不可抗力でありんすッ!!狙ったわけじゃありんせんッ!!」

と、懸命に弁明してみる、が…。

「あんな蹴りが狙わずに出来る訳無いじゃないですか?」

そういって、構えをとってきたでありんす…。

(これはガチでお相手するしかないのかや…(゚、 。`フ)

公園の時計に目を向けて、

「3分だけ相手してやりんす、掛かって来てくりゃれ?」

「じゃぁ、遠慮無くッ!!」

一気に距離を縮めてきて、東部を狙ったハイキックを放って来たでありんす。
それを身を屈めて避けって、いきなりミドルキックに変更かやッ!?

しゃがんだ状態の脚を一気に伸ばして、慌てて後ろへ下がったでありんす。

「ぬし…、それなりに出来る者だったのかや…。」

「そうじゃなかったら、あんな書き込みしねーよッ!!」

(口調まで変わって…完璧にスイッチ入れてしまったかや…(゚、 。`フ)

また、こちらへ飛び込んできてジャブの連打ッ!!
それを、首の動きと、脚の動きで何とか避けていくが…。

(そろそろ面倒になってきたでありんす(゚、 。`フ)

思いっきりバックステップして、

「ちょ・・・ちょっと、待ってくりゃれ、息が切れたでありんす…。」

「もう、時間がねぇえッ!!」

右拳を大きく引いて、ストレートを放ってきたでありんす。

(…単純じゃな(゚、 。`フ)

それを左に軽く避けつつジャンプをして相手の首に腕を掛けて、
振り子の要領で相手の背中まで流れた下半身を捻って、相手の腰に向かって渾身の蹴りを叩き込むッ!!

「ガッ!!」

喉仏と腰を両方潰されて膝を着く相手。
蹴った勢いで相手の、後ろに着地したわっちは適当に回し蹴りを放って…あ、側頭部に当たったでありんす。
そして、横倒しになった相手の足首を思いっきり踏み抜くッ!!

(これで暫くは立てない筈でありんす(゚、 。`フ)

じゃが、無理矢理こちらを向いて立ち上がろうとする相手、でも公園の時計は3分後を指していたでありんす。

「ジャスト3分、満足したかや?」

「あー…もう3分ですか…。」

(やっと、普通に戻ってくれたかや(゚、 。`フ)

無理矢理身を起こそうとするのを、肩を貸そうとして、
流石に20cm近く差じゃムリだったので引きずってベンチまで連れて行ったでありんす。

「アナタ、格闘経験者だったんですか?」

「ぬしこそ、キックボクシングでもやっていたのかや?」

「あ、はい。そうです。」

「わっちは我流でありんす、生きていれば色々と覚えることもあるからのう。」

「…これまで、負ける事って無かったんですよ。何で負けたんでしょうか?」

「ニヒヒヒ、簡単なフェイントに引っかかったのが敗因でありんす。フェイントは動きだけじゃありんせん。」

「息が切れたって言うのは嘘だったんですか…。」

「今度からは、相手の言葉にも注意してくりゃれ?」

そう言って、ベンチを立ってクルリと相手の方を振り向き、

「ぬしは体格も恵まれておるし、これからもっと強くなりんす。」

「その時はリベンジさせてもらいますよ。」

(…勘弁してくりゃれ(゚、 。`フ)

被っていたキャップのツバを上げて顔を見せて、

「大体わっちは、××でありんす…だから、次お会いするときは優しくしてくりゃれ?」

驚いた顔をした相手に、イタズラっぽい笑みを向けて、
1人、公園を出て行ったでありんす。









これはニャイワー(゚、 。`フ

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