インタビュー

ちゅ

(野良猫である、名前はにゃい(゚、 。`フ)

いつも通り、近所の人間からご飯を貰ってお昼寝してたところだにゃぁ。

「気持ち悪い。」

そう言って、人間のメスが目の前に紙を投げ捨ててきた。

薄っすら目を開けて、何かと確認してみると…これは所謂、手紙というものか?

(野良猫でも、一応文字は読める(゚、 。`フ)

紙を広げて、見ると「ちゅ」とだけ書かれている。

ふむ…餌をくれる人間は手紙を見ると嬉しそうな顔をしていた。
という事は、これも大事なものではなかろうか?

(大事なものを捨てるのは…とりあえず届けよう(゚、 。`フ)

口に手紙をくわえて、捨てていった人間の後を追う。

(しまった、口がふさがっていては呼び止めることが出来にゃい…(゚、 。`フ)

とりあえず、スリスリと足元に擦り寄ってみた。

「わっ…あ、猫ちゃんか。どうしたの?」

首をクイクイと動かして、手紙を指してみる。

「わざわざ持って来てくれたの?ありがとう。でも、それいらないの。」

(にゃんで?(゚、 。`フ)

口から手紙を受け取った人間は、私を抱っこして困ったように手紙を見ている。

「いきなり、意味不明な手紙を貰っても怖いと思わない?」

「…にゃぁ。」

(そうか、怖いものだから捨てたのか…(゚、 。`フ)

「にぃ、にゃぁ?」

(でも、手紙とは嬉しいものじゃにゃいの?(゚、 。`フ)

「猫ちゃんが持ってきてくれたし…やっぱり、捨てるのは良くないよね…。」

「にゃぁ。」

(怖いものなら仕方がにゃい(゚、 。`フ)

「うん、これは如何するか少し考えてみるよ。」

「…にゃぁ。」

(やっぱり、大事なものにゃのか(゚、 。`フ)

「それじゃぁね、猫ちゃん。」

「ふにゃぁ。」

(難しいものだにゃぁ、あと餌をくれたら嬉しいにゃぁ(゚、 。`フ)

そうして、地面に下ろされ人間のメスは去っていった。

(餌は貰えなかったけれど、良い気分だにゃぁ(゚、 。`フ)

元のお昼寝していた場所へ戻り、また目を閉じる。

(にゃんだか、良い夢を見れそうだにゃ(゚、 。`フ)

そして、野良猫は夢を見る…。

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