僕の日記

2021年08月20日 17時25分

大長編 君の名前は希望と今知った

乃木坂が面白い。

アイドルが好きかと聞かれたら、好きじゃないと答える。
もちろんアイドルを憎んでいるとかではないものの、元々好きな音楽のジャンルが極端に狭いというのもあって、アイドルに興味を持つことはなかった。
ただ、唯一乃木坂だけは相当ハマっている。
CDやらBlu-rayも買ったし、握手会も行ったし、コンサートも行った。
何故アイドルに興味がないのに乃木坂だけはハマったのか?

ここで重要なのは、坂道グループが好きというわけではないということだ。
乃木坂は全員わかるが、櫻坂と日向坂は誰がいるかも分からない。
これだけで分かる人には分かるかも知れないが、僕はとにかくバナナマンが大好きだ。
バナナマンが好き過ぎて乃木坂の番組を観るようになって、バナナマンがかわいがっていて、バナナマンを慕っている乃木坂が好きになった。
アイドルの乃木坂46が好きなわけではなく、バナナマンの公式妹の乃木坂46が好きだ。

ただしこれはきっかけの話。
今、乃木坂が面白いと感じているのは、それだけではない。
物語として面白い。
アイドルはストーリー性が大事と、アイドルファンの友人が言っていたことをはっきりと実感した。
ドラゴンボール面白いよね、ワンピース面白いよね、と同じ感覚で、乃木坂のストーリーが面白い。

乃木坂の面白さは記号的なところにあると思っている。
分かりやすく主人公がいて、脇を固める魅力的なキャラクターがいて、明確な目標があって、最後に主人公がそれを達成する。
キャラクターの個性も突き詰めればかなり少年マンガ的で、それも個人的にはかなり刺さる。

圧倒的な天才と、そこに追いつこうともがく人の対比もある。
挫折を経験しながらトップに立つ人もいる。
自分を追い込み過ぎてボロボロになりながら頑張る人もいる。
それでいて、メンバー同士が楽しそうにしている多幸感もある。

詳細な部分は今後書いていくとして、今回は簡単に書いていく。
乃木坂の最初の主人公は生駒里奈。
最初のセンターとして、デビュー曲を初めて披露したのは、乃木坂のライバルグループにして当時圧倒的な人気で国民的アイドルと呼ばれているAKB48のイベントでのことだった。
「私達には超えなければいけない目標があります。それはAKB48さんです」
涙をこぼしながら宣言した生駒は、その後5作連続でセンターを務め、心も身体もボロボロになりながらも常に乃木坂のためにと戦っていた。
アンチも多かった。向かい風の中にいることが多かったように思う。
センターから別のポジションに移ってからは、時には後ろから支え、時には寄り添い、そしてまた一番前に立って仲間を引っ張っていた。
一番人気があるかと聞かれたら、多分違うと思う。
それでも生駒里奈は乃木坂の主人公だった。
仲間を想い、仲間を助け、仲間に助けられ、仲間に愛される、紛れもない主人公だった。
卒業を発表して最後に参加するシングルで、運営はセンターの位置を生駒に用意したが、彼女はこれを辞退した。
自分の卒業シングルではなく、乃木坂がもっと大きくなるための一曲にしたいから、と。
立ち位置は2列目の真ん中。
最初のセンターとしてがむしゃらに最前線にいた生駒を、最後はみんなで囲む形だ。
生駒にとっての最後のシングルは乃木坂にとって大きな転機になる。
チケット倍率が50倍にもなった卒業コンサートでは、足を止めていた1人の後輩が再び前に進むきっかけの一つにもなった。
最後の握手会で行われたミニライブでは4万人近いファンが最後の勇姿を見ようと集まった。
そしてこのシングルで初めて、乃木坂はAKB48の売り上げを上回る。
超えなければいけない目標があります。
生駒はそれを成し遂げて乃木坂を卒業した。

卒業した生駒にある記者が聞いた。
「今後、どうなっていきたいですか?」
生駒の答えは、とても彼女らしいものだった。
「生き残りたい。元乃木坂の自分がずっと生き残って、今後卒業していく同期や後輩たちの助けになりたい」
生駒がセンターを務める『君の名は希望』という楽曲にこんな歌詞がある。
“もし君が振り向かなくてもその微笑みを僕は忘れない
どんな時も君がいることを信じてまっすぐ歩いて行こう”
生駒里奈は乃木坂の主人公だった。
そして彼女はいつまでも乃木坂の希望だ。

それから。
生駒が辞退したセンターの位置に立ったのは、白石麻衣だった。
振り返れば、生駒のバトンを常に受け取っていたのはいつも白石だった。
6枚目のシングル、生駒の次にセンターに立ったのが白石だった。
12枚目で再び生駒がセンターに立ち、その次の13枚目、センターには白石がいた。
彼女は生駒とはまた別の形で乃木坂の中心にいた。大黒柱のように、白石がいるだけで安心感があった。
また、彼女は受け取ったものを次の世代に渡す人でもあった。
時には後輩に、時にはこれから新たに大黒柱になっていくであろう年下の同期に。
そんな白石が生駒から受け取っていたものが、センターというポジションだけではないとしたら。
6枚目、生駒と入れ替わるように白石はセンター、つまり一列目に立った。そこから23枚目まで、ずっと一列目にいた。
24枚目、新たな後輩がセンターに立ち、白石は5枚目ぶりに2列目になった。立ち位置も当時と同じだった。
生駒と入れ替わりで前に立った白石が、その後輩と入れ替わりで再びかつての位置に戻ったのだ。
生駒から受け取ったものを、その後輩が受け継いだとしたら。

後輩の名前は遠藤さくら。
最初のセンター、生駒のように純粋で、最も多くセンターに立ったエース、西野七瀬のように儚く強く、今の乃木坂を真ん中で支える齋藤飛鳥のようにしなやかに踊る4期生だ。
彼女こそ今の乃木坂の主人公ではないだろうか。


櫻坂も日向坂もきっと魅力的な物語はあると思う。
思うが、アイドルは狭く深くが一番面白いと思っているので、僕は今後も乃木坂だけに照準を絞っていくつもりだ。

恐らく需要はほぼないと思うが、ただただ僕が書きたいので今後も書く。

お詫び。
本当はもっと簡潔に短く書く予定でしたが、気持ちが盛り上がるのだけは止められませんでした。
ただ、これでも相当端折ったので、端折った部分は次の機会に書きます。
最後まで読んだ方、長文乱文で失礼致しました。

今度は別の人に焦点を当ててみます。

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