リストカッター健壱の日記

2020年11月03日 19時49分

宮崎勤を思い出せ!!(知らない人は知れ!!)

タグ: 鬼滅の刃 宮崎駿 宮崎勤 ジブリ ロリータ ロリコン 死刑囚 コスプレ タレント アイドル 芸能人 漫画家 カメレオン

それにしても、たしかにおもしろいが、右を見ても左を見ても「鬼滅、鬼滅」と、芸能人さんやらタレントさんやらが必死にコスプレしているらしい。
個人的には、申し訳ないが冷ややかに思う。

人気商売だから仕方ないのだろうけれど、話題に便乗しなければ忘れられる、という恐怖でもあるのだろうか?

…とは言えその反面、大げさでなく、個人的にはもの凄~く良い世の中になったと実感させられている面もあった…
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…現在50歳に近い40代の自分が、20歳前後から漫画家になりたくて、自作マンガを、雑誌に持ち込みや投稿をするようになった。
興味がある人もない人も、雑誌上の『大賞受賞者・賞金100万円!!』みたいなコピーが踊る告知には見覚えもあるだろう。
ましてや今みたいにネットなんかがない時代、それでもインディーズ(コミケ等)から上がって来る作家もいたが、多くは出版社の【新人賞】等を受賞するルートが王道だったと言えた。(現在と違ってコミケのポテンシャルを出版社は甘く見積もっていた嫌いもあった。)

でも当然、簡単に叶う訳もなく、はなから長期化計画と考えていた事もあり、あえて詰め過ぎず、多産多死ではなく、気が向いた時にダラダラと投稿していた。
だが、そんな自分だったが、よほど仲の良い相手にでもなければ、「時々マンガを描いて雑誌に投稿している」と言う事を、どうしても言えなく、基本、秘密裏に描いていた。

では、何故黙っていたかと言うと…

それは、約三十余年前{正確には1989年、自分は18歳}、当時はそれまではあまり浸透していなかった、【オタク】という新語を、凄く悪い意味で広めた人物がいたからだった。
その人物こそがタイトルに書いた『宮崎勤』という、アニメ・SFファンにして、日本の犯罪史上例を見ない、連続殺人ロリコンであった。

(…いや、例がなかった訳ではなく、ロリコン事件は歴史的に見ても、その時々に存在したと言い得たはずだった。ただここまでの凄惨な事件が前例に無かった事と、それ以前は時代的に、ロリコンという感性が楽観的【共感は出来ないまでも感覚の一つ程度】に捉えられていたからだろう、と自分は分析している。)

ただ驚く事に現在となっては、『オタク』と言う言葉の認知度は、100%と言って差し支えないほどまで浸透し、その認識までも自分の世代が感じた肌感覚とは大幅に変わったのだ!!!

すなわち【相当性根が歪んだ変態】認識から、せいぜい【趣味に没頭し過ぎる個性派】程度の認識にソフトランディングしたような感さえあった…。
その為、【アニメが好き】だの【マンガを描いている】だのを、特に常識派を気取る人や、同年代前後の派手系のイケてる男女に知られたら、どんなレッテルを貼られるものかと冷や冷やしていた当時の自分からしたら、天地が反転するような変わり身だった。


…そんな近年、僕と同世代の往年のオタクと、20歳・まるで僕等の息子であっても違和感のない年齢差の、現代のオタクとが邂逅する機会があったのだが、彼は屈託なくオタク趣味を吐露する。
だが何となく後ろめたく、オッサンオタクである僕等2人は『こんな会話を、往来の多い処で、赤の他人である通行人のモブに聞かれたくない!!』と、咄嗟に声のトーンを落としたくらいだったのに、だ…!!!

僕は彼に「宮崎勤って知ってるかい?」と尋ねた。
すると「宮崎駿は知ってますがその人は知りません」と応えた。
僕は、もう一人の中年オタ友と顔を見合わせた。

――――あれほどの事件なのに風化したんだね…
と。

まぁ当然だろう。僕とて生まれる前の知らない事件なんぞ山ほどあるし。


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一番上に戻って、「鬼滅の刃」が相当に流行っているようだ。

芸能人さんやらが競ってコスプレしている。
またあろう事か、管さえもコスプレはしないまでも、支持集め策か「鬼滅」タームを発する。

では、かの時代に、芸能人様達が、アニメを表立って肯定する風潮はあっただろうか?あの時代にだってアニメの良作は沢山あったはずだが。

…何かが起これば梯子なんざ簡単に外される。
自分が好きなモノを堂々とは言えない時代の後に、大して好きでもないけど好きの体で振舞ったら、美味しい想いが出来る時代が訪れた。

その時々の時流を見て、都合が悪くなれば縦横無尽に自分のカラーを変化させる事が出来る、カメレオンが羨ましいものだよ。


卜ルハン

プレステ世代も30超えているので昔と比べるとオタク文化って半ば日常としての受け入れられてるって面もあるのかなって思う。
今時カセットテープ聞いてる人っていないでしょ?その程度の話じゃないかな?

2020年11月03日 20時02分

リストカッター健壱

まぁそう思ったのなら仕方ない。伝わらなかったんだろう…
桶狭間の戦いの小説を書く時は、火縄銃の特性を読者に説明するように、わずか20年程度前の事を書いたつもりだったが、伝わらない事があると言う事が解りました…

2020年11月04日 01時39分

リストカッター健壱

まぁあれだけの事件、あれだけの狂気だったから、悪い意味で風化しない事件だったと思う。でもそのように、『歴史上の犯罪』という形であっても、新しい世代に伝わる事は、重要だと個人的には思う。現に自分も、産まれる前の凶悪事件の話を読んだりするし。

2020年11月12日 16時04分