みそ(業務用)の日記

2020年09月26日 22時19分

確かに、ここにいる

なにかで一番になったことなんてなかった。これからも、たぶんその栄光を手にすることなんてない。
ひとより優れたところなんてないし、誇れるようなことがあるわけじゃない。ただなんとなく、のうのうと、目立たないように日々をやり過ごしている。
個性、才能、取り柄、生きがい。そんな言葉を目にすると鼻で笑いたくなって、少しだけ、うらやましくなる。それを持ってるのはどんな気分なんだろうって、少しだけ、想像してしまう。
そして想像してみて思う。そんな希望みたいなものを抱えながら生きるのは、少しだけ、重いんじゃないかって。手ぶらの方が、軽くていいじゃないかって。
自分に期待なんかしても、きっと苦しいだけだ。なにも持たない僕は負け惜しみのようにそう思う。

大学というものは、そういう僕が埋もれるにはうってつけの場所だった。
高校のころと違い、テストの得点を順位付けされることもなければ、運動で競いあわされることもない。
なにかで順位をつけられて、それを突き付けられるようなことは基本的になく、成績は簡素な漢字のみで評価される。取って付けたような言葉が並ぶ、担任のありがたいコメントもない。
毎日同じ顔が並ぶクラスなんてものもないから、人間関係に気を配る必要もあまりない。
踏み込みすぎず、受け入れすぎず、適度な距離を保つ。誰に対してもそうしてきたから、一緒にお昼を食べるやつはいても、アパートに招いたりするような特別親しいやつはいない。
そいつのことを深く知らなければ、自分と比較してしまうこともない。自分がつまらない人間だと、思い知らされることもない。
そんな感じで波風立たない僕の大学生活に、土足で踏み込んでくるやつがいた。

大海老天丼まそ

みそは小説をどこかで発表したりするのー?

2020年09月26日 22時22分

みそ(業務用)

大海老天丼まそさん 何かに応募できるほどの長さや内容のものを書けたら、してみたいなあとは思います。

2020年09月26日 22時44分

大海老天丼まそ

今までのものをつなぎ合わせたら超大作になりそうだけど…応援してますぞ!

2020年09月26日 22時44分

みそ(業務用)

大海老天丼まそさん 量はあれど質があれなので、文章力や話の構成をもっとしっかりできないとですね…ありがとうございますぞ!

2020年09月26日 22時50分