リングの切符2

誠一郎は車内に戻って、英美にチューハイを手渡した。誠一郎はウィスキーを買った。
「それじゃ、出会いに乾杯!」
「やだー!古臭い!乾杯」
お互いに封を切った。
「飲みっぷりいいね」
「貴方も格好いいね。ウィスキーらっぱ飲みなんて」
「旅に出ると酒は欠かせないよ」
「あー、美味しい!チューハイはレモンだね」
「そう言えばさ、東京行って何するの?」
「ショッピングして終わりかな?明日には大阪帰るつもり」
「そうかぁ。お別れするのは寂しいなぁ。良かったらメアドと番号交換しない?」
「良いわよ。たまには会いたいね」
「俺、不定休だよ?」
「いいの。友達だね」
「あはは。そうだね」
会話をしながら、二人は酒を空けた。時間も0時を回っていた。
「そろそろ寝ようか。俺、一服してから寝るよ。いつもは喫煙なんだけどね」
「私も吸うの。一緒に行こうか?」
二人は喫煙スペースに行った。誠一郎が煙草に火を着けようとしたら、英美が着けてくれた。
「随分手慣れているね」
「今は辞めちゃったけど、何してたと思う?」
「接客かな?スナック?」
「うーん。惜しいかな?」
「何だろう?」
「…。ついこの間までキャバ嬢してた。ミナミで」
「そうかぁ。でも、あまりいい思い出はなさそうだね」
「そうね。大学卒業しても、仕事見つからなくてね。それにお酒が好きだから、入ったの。でもね、セクハラやイジメ、パワハラって言うの?ノルマとか大変だった。枕営業もしてた。見損なったでしょ?」
誠一郎は煙をフーッと吹いて答えた。
「見損なう?そんなことねーよ。経験のうちだよ。嫌なことも。俺は大学行かなかったから、凄いと思ってる。キャバ嬢だって立派な職業だよ。枕営業してたからって見損なう事はしない」
「優しいのね。汚れた女に優しくしても、出てくるのは埃ばかりよ?」
「その埃、綺麗に吸い取ってあげるよ。俺が旅費を出すから、一緒に旅するか?」
「え?」
「だから、今回の旅に付いて来いって事だよ」
「そんなの悪いよ。せっかくの休みなのに」
「旅も人生も道連れの方がいいんだよ」
「…じゃあ、付いて行こうかな?」
「その代わり、前半はキツいぞ?車中泊2泊だからな」
「面白そうね。行くわ!」
「よし決まった。東京着いたら服と下着買って、再出発だ」
「下着、選んでくれる?」
「ああ。選んであげ…っておい!」
「嘘。でも、旅費は何とかなるから安心して。甘える時は甘える」
「いいさ。決まった!明日から楽しみだ。んじゃ寝るか」二人は寝台に戻った。
名古屋に着いた。二人はカーテンを閉め眠りについた。

尻神さく(ゲラ)

誠一郎積極的ー!
ドキッ( 艸д゚*)

2019年11月15日 08時10分

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長

尻神さく(ゲラ)さん 今回はキャラを変えようかとw

2019年11月15日 08時34分

尻神さく(ゲラ)

米倉恵蔵@エロセクハラミータンスキーな部長さん また読む楽しみが(´ー`*)
いい!すごくいい!( *'д')bイイ!!

2019年11月15日 08時39分