ポン次郎の日記

2019年07月31日 22時09分

~知ってるようで知らないトウモロコシの話~

タグ: トウモロコシ

 この季節になるとよく食べられるトウモロコシであるが、だいたい食べ方は茹でるか醤油つけて焼くか、バターコーンにしたりとかのパターンだと思う。

 トウモロコシは言わずと知れた世界三大穀物の一角で、他の穀物に比べ栽培の際に水が少なくても育ち、かつ強力な日光にも対応できるため高温の乾燥地帯での栽培に適しており単位面積当たりの収量も小麦や米に比べ優秀である。
 この特性からアフリカの乾燥した地域やブラジルなどでも盛んに栽培されているが、最も大量に生産しているのはアメリカ合衆国で中西部では広大で機械化された耕地で栽培している。



 さてここで問題だ、果たしてアメリカやブラジルやアフリカで生産されたトウモロコシは茹でると甘いのだろうか?

 答えはNOである。

 理由を言う前に、そもそも「穀物」とは何かというところをはっきりさせなければならない。

 「穀物」は「野菜」ではない、では何が違うのか、色々とあるだろうが一番分かりやすいのは貯蔵性だ、例えば野菜であるトマトを一年保存しようとする、冷蔵庫や冷凍庫を使えばなんとかなるが、常温では間違いなく不可能だ。だが穀物はそれができる、乾燥させると硬くなり常温でも大量に備蓄できるかわりに食べる際には水と熱を必要とする、コレが穀物である。

 この穀物のおかげで人類は文明をスタートすることが出来たが今はそこらへんは長いので語らないでおく。

 話を戻すとつまり日本人が夏に食ってるトウモロコシは野菜であって穀物ではないのだ、そもそも海外では栽培してる品種自体違う、日本で栽培されているのはスイートコーンという種類でほとんどが熱を通すと甘くなる(最近は生でも甘い)。海外では飼料用のデントコーンや加工用のフリントコーンやワキシーコーン、等である。日本でも北海道などでは栽培されているが、これらはほとんどが生食される事は無く家畜飼料にしたり粉にしてコーンスターチやオートミールの原料になる。

 ちなみにポップコーンはこれらとは全く違う種類のトウモロコシで、他種に比べ実にはタンパク質が比較的多く乾燥すると極めて硬くなる、それを熱すると実の内部に残った水分が沸騰し破裂する、コレが我々の知るポップコーンである。



 今度は形状について説明する、トウモロコシの雄花は木のてっぺんに付く、雌花は葉っぱの付け根に付く。

 実はトウモロコシはこの性質のせいで大量に列植しないと中々実ができないのだ、イネやコムギはあの小さい花の中に既におしべとめしべがあるので自家受粉で勝手に稔実するが、トウモロコシは花粉密度が薄いと中々できない、なので一本植えや二本植えは現実的ではないので家庭菜園ではある程度広めのスペースに多めに植えよう。

 もはや有名な話なので言わなくてもいい事ですが、ひげの本数はそのまま実の数らしいです、数えた事無いのでわかりませんが・・・

 あとヒゲはしっかり黒くコゲコゲになってる方が美味しいと思います、朝採れは夜露でしっとりするので多少湿ってた方が良いらしいです、昼間に捥ぐと乾いてカピカピになります、個人的にはしっかり熟した方が好きなのでこげ茶色が濃い方を選びます。

 好みの話になるが、俺は茹でただけのトウモロコシよりも醤油付けて焼いたヤツの方が好きだ、絶対醤油付けた方が美味いのに何でみんな茹でただけのヤツを食うんだ、絶対おかしい。

ポン次郎

昼間の話で出したトウモロコシネタを書いたが適当にやっつけちまったので多分ミスが多い気がする

2019年07月31日 22時10分

ケトル

収穫後できるだけ早く食べるといいとアニメで聞いた

2019年07月31日 22時13分

うどん

トウモロコシなんてスーパーでしか見かけない

2019年07月31日 22時16分

ポン次郎

ケトルさん ああいうモンはさっさと食わんと劣化はマッハやからね、この時期はどんどん水分が抜けて代謝反応で劣化していく

2019年07月31日 22時17分

ポン次郎

うどんさん 田舎地方のワイの家の近所にはトウモロコシ畑がそこらへんに結構あるんや・・・

2019年07月31日 22時17分

ポン次郎

無理、ジャイアントコーンで作ったヤツもあるらしいけどスイートコーンだとそもそも破裂しない

2019年07月31日 22時30分