脳の掃き溜め2 只のメモ
数年前
私の太陽は沈みました
何も告げずに
告げていたのかもしれません
気付けませんでした
暖かな光が無くなるとこんなに世界は暗いのかと
何も視えなくなるのかと
一人では歩けなくなるのかと
あれは私の目標だったんだと
すぐに私も居無くなる事を考えましたが
思い出は優しくて
認めたくもなかったので
思い出との対話と自問自答をして
あの暖かさを抱き締めていました
そんな日が数年続き
私も終わりを迎えれるぐらい
納得が重なって来ていた頃
一生懸命なある物を見かけました
それは誰かにそう仕向けられている事を
解っていながら
荒々しく
悩みながらも
前へ進むしかないという物でした
それのお陰で私の世界には
有耶無耶な光が現れてくれました
太陽が無くなってから初めて
太陽とは違う事で抱き締めたくなり
もう少しだけ
居てもいいかなと思えた出来事でした
でもそんな出来事も気持ちも
薄れていき
また暗闇に包まれそうな時に
新たな出来事が起きました
それは青白く大きな光
まるでシリウスのような
私はシリウスへ向かいます
太陽より大きく
熱く
怖く
焼き焦がされるかもしれない
何があるかわからない
シリウスへ