2017年01月29日 22時07分
細川ガラシャの墓参り
日記にするまでもないのですが、記録として残しておきたくて。
年末年始の休暇で関西に帰省しましたときに、大阪は東淀川区にある「崇禅寺」を尋ねました。
ここのお寺には、戦国時代に生きた多くの人物のお墓や首塚があります。
例えば戦国の暗殺者と呼ばれた遠藤兄弟(遠藤秀清・遠藤俊通)や、室町時代、軍悪御所と呼ばれ、その治世は「万人恐怖」と称された足利義教(室町足利幕府第六代将軍)のお墓などがあります。
私の目的はと言いますと、ドラマ"真田丸"や、ゲーム"戦国無双"の登場人物である”細川ガラシャ(細川玉子)”のお墓を尋ねることでした。
ちなみに"玉子"は"タマゴ"じゃなくて"タマコ"だぜ(; ・`д・´)
【細川ガラシャ(旧姓:明智 珠)とは】
※橋本マナミ(ドラマ真田丸より)
織田信長に謀反を起こした明智光秀の三女で細川忠興の正室。キリスト教信徒(キリシタン)として有名。
関ヶ原の戦いの前哨戦に置いて石田三成の人質になることを拒否した細川ガラシャは、自らを家臣に殺害させて、細川家大坂屋敷に火をつけ、その生涯をとじました。
さて、ガラシャが好きなの?と思われるかもしれませんが、どちらかというと、真田丸に関係してた人が好きな感じです。
今回は玉子だけにたまたまというワケではありませんが、駅から近かったので寄り道してみたのでした。
(今回は真田丸の舞台とは直接関係なく、ただの墓参りなので、真田丸に関係したプチ観光記事ならコチラをどんぞです → http://plus.himote.in/blogs/viewstory/46021 )
【いざ崇禅寺へ】
というわけで崇禅寺入口に到着。
門が閉まっていたので、こちらの駐車場入り口から入ることになりました。
こちらが本堂。なかなか立派なお寺さんでございますなぁ。
墓地に入ってすぐに、茶せんが施された石碑を発見。
向こう側の瓢箪のような石碑には"お茶の友"という文字が刻まれてました。
先へ進むと、前述で紹介した遠藤兄弟(遠藤秀清・遠藤俊通)の墓がありました。
宇喜多氏の家臣で、日本初の「火縄銃」による要人狙撃を行った人物とされています。
手を合わせ、撮影させていただいた。
そして最奥に進むと、ようやくお目見えしました。
ちょっとわかりづらいですが、中央が足利義教の墓(首塚)で、左側がガラシャのお墓でございます。
右側は徳叟亨隣大和尚という方のお墓だそうです。
なぜここにガラシャのお墓があるかと申しますと、宣教師オルガンチノが焼失した細川屋敷より遺骨らしき物を掘り起こし、細川家菩提寺である崇禅寺に納めたとされる(WIKI参照)
この経緯から崇禅寺は細川ガラシャの菩提寺となり、足利義教の首塚と並んでガラシャの墓が残っているそうです。
ガラシャさまにはいつもゲームでお世話なっとりますると、いらん報告も完了し、手を合わせ撮影させていただいた。
~ 散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ ~(花も人も散りどきを心得てこそ美しいのだ)
波乱に満ちた人生を生き抜いた細川ガラシャ辞世の句である。
15歳で嫁いだ彼女は1587年に教会との出会いがあり、後にキリスト教を信仰するようになったそう。
1600年「石田三成」が「細川ガラシャ」を人質に取った際「細川ガラシャ」は拒絶し、待女を外へ出したのち、家老がガラシャを介錯したとのこと。
その際に読んだのが人生最後の句だと言われています。
彼女は気性が荒いという一面を持ちながらも、キリスト教に出会ってからは謙虚で穏やかになったことを聞くと、辞世の句で読まれている、人生の最期を美しく迎えたかったことを伺い知ることができます。
エキサイトニュース参照(オマエまた参照かよ(; ・`д・´))
【崇禅寺】
住 所:〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島5丁目27-44
電 話: 06-6322-9309
交 通: 阪急京都線・千里線「崇禅寺駅」より徒歩5分、JR「新大阪駅」東口より徒歩10分
WEB:http://souzenji.net/
そら
火縄銃でスナイパーとか難易度高そうΣ
なかなか考えさせられる辞世の句ですね(´・ω・`)散り時
2017年01月29日 22時12分
御主人様
今は活気に欠ける日本。それでも、平和な時代に生まれたことを感謝しなくてはなりません。合掌。
2017年01月29日 22時34分
ちあき
そらさん この時代、火縄銃にスコープとかついてませんものね。よほど視力が良くないと難しい(^^) 辞世の句、そうですね。とくにガラシャの場合は、とても熱心なキリスト教信仰者でしたし、キリシタンは自殺は禁じられていましたからね。そんな彼女が、最後は信仰のためではなくて、細川家のために死を選んだこと、とても感慨深いものがありますよ。
2017年01月30日 00時07分
ちあき
御主人さん そうですよね。活気にも欠けますし、平和ボケもいいところです。そういった意味では、こうやって歴史に触れて、悲しみを知って、その時代を生きた人々を敬い、感謝して、ずっと供養していくことが大切ですね。私もしっかりと手を合わせてきました。この辺りはキリスト教病院なる大きな総合病院もあって、ガラシャもキリシタンですから、キリスト教に馴染みのある土地柄なのかなとも思ったり。神聖な時間過ごせました(^^)
2017年01月30日 00時11分