2016年06月05日 23時09分
【映画 心が叫びたがってるんだ。】感想※ネタバレ
昨年ぐらいですかね、
他の映画観賞の前のCMとかでさかんに
「あの花スタッフが送る!」
「話題の超感動作!」
っていう、あの花の人気を借りまくった宣伝文句に、
「これはハズレるんじゃないかな?」と
CMの映像自体は面白そうだったんですけど、
実際観に行かなかったんですよね、本作。
でも、玉子(たまご)の声のウッチー(CV.内山昂輝(うちやまこうき)くん)や
マルコメ君の細谷佳正(ほそやよしまさ)さんなど、
気になる声優陣が入っていたのと、
絵柄がすごく良かったのもあって
とりあえずブルーレイは3月ぐらいかな?
発売時点で買っといたんです。
ただやっぱり「どうなんだろうなー?」とか、
※ 実際映画公開中も全く良作/駄作どちらとも評判聞かなかったし
惹きつけられない長編は観るのが
面倒くさいという気持ちがあったので、
ずっと積んでたんですが、
先日「劇場版ガールズ&パンツァー」が届いて
(これは映画館でちゃんと観たんですが)
「これ以上いろいろ積んどくのもアレか」
という事でとうとう観賞しました。
結論として、
宣伝の仕方はあの花パワー借りまくりですごく嫌いでしたが、
本作品自体は「すごく良く出来てるんじゃないかな」
って感じでしたね( ´ー`)
ヒロインの喋れなくなっちゃった娘だけが主役じゃなくて、
メインとなる4人がそれぞれ、
それぞれの想いをかかえててそこから前を向いていく、
っていうのがこれまた良かったです。
※ いわゆる「群像劇」って奴です。
複数人の主役級の人たちのそれぞれの物語が
絡んだり絡まなかったりしながら
それぞれの結末に向かって進んでいく、っていう。
あと、
原作が「超平和バスターズ」
※ あの花の原作と一緒、ってかこれ原作者名だったんですね…
って事で、
本当にあの花スタッフ集結だったんですね、
制作陣の事を言ってたのかと誤解してましたわ( ´ー`)
【あらすじ】※流れで覚えてないんで箇条書きでサラッと
・ メインキャスト
成瀬順(CV.水瀬いのり)
坂上拓実(CV.内山昂輝(うちやまこうき))
仁藤菜月(CV.雨宮天(あまみやそら))
田崎大樹(CV.細谷佳正(ほそやよしまさ))
・ 順(じゅん)(女の子)は小学生の頃、
すごく夢見がちでおしゃべりな子でした。
山の上のラブホテルを「お城だ!」って信じてて、
その中では毎日舞踏会が開かれてるんだ、
いつか王子様に連れられて私も参加したい、
って思ってました。
・ で、いつものようにラブホ前でお城(建物)を見上げてると
そこから出てくる車にパパと知らない女の人が乗ってました。
・ 「パパは王子様だったんだ!」
とお家に帰った順はお母さんにそれを伝えますが、
それで浮気のバレた父親と母親は離婚し、
父親は家を出ていきます。
・ その時、父親が出て行く理由が全く分からない順は
父親に「なんで出て行っちゃうの?」と質問しますが、
父親「おまえは本当におしゃべりだなあ、みんなお前のせいじゃないか」
と言われ、恐ろしくなって駈け出してしまいます。
・ 辿り着いた山道にて順は、玉子の王子様に出会います。
そして「言葉で人を傷つける事は良くない事、
それをしてしまった君の口にチャックをしてあげよう」
と呪いをかけられてしまいます。
・ で、高校に上がった順(多分2年生)。
・ 同じクラスの坂上(男の子)は通学途中に坂から
転がってきた色とりどりの玉子を拾い、
小さな祠に玉子を祀ってそれらに願いを込める、
という神社の風習を知ります。
・ 「地域ふれあい交流会」
※ 対象クラスに選ばれた学生達が、
他の生徒や地域の人たち(主に老人達)に
何か発表してみせるイベント
の対象クラスに選ばれた順のクラスで、
実行委員が未だに決まらない事から
担任が
・ 順
・ 坂上
・ 仁藤(女の子)
・ 田崎(男の子、マルコメ)
を勝手に実行委員に決めてしまいます。
・ 田崎は野球部で将来を期待されたピッチャーでした。
「毎年3回戦止まりの本学校が、今年は初の甲子園に行けるんじゃないか?」
と嘱望されるほどに。
しかし、肩を壊してしまい、今年のその夢はついえ、
田崎自身もかなりやさぐれてしまっていました。
※ 現時点、田崎は片腕にギプスをしています。
・ 田崎が「そんな事やる暇ねーんだよ!」と
担任につっかかって行こうとする所、
順も無理をして「無理です!」
(喋れないので言葉になってない)を叫び、
お腹を抑えてあわてて飛び出して行きます。
・ 実は順は「喋るとお腹が痛くなってしまう」という呪い(?)により、
子供の頃以来ずっとしゃべらない娘になっていました。
・ 担任は音楽教師でもありました。
そこへ実行委員の件を断りに行った坂上、
担任不在の中、
アコーディオンを見つけた坂上は
ついそれを弾きながら
朝聞いた玉子の話をクラシックの曲に合わせて歌います。
・ それを目撃した順は、
「玉子の事を知っているなんて、私の心の中を読まれている!?」
と誤解し、
そこに現れた担任に
「実行委員は無理です!」と書いたメモを渡して走り去ります。
・ 坂上の演奏を聞いていた担任は
「毎年朗読や歌じゃつまらないから、
ミュージカルなんかいいんじゃないか?」と提案します。
・ そして翌日、担任は音楽の授業で
(何かの)ミュージカルを生徒たちに見せます。
・ その後、どんな流れだったか
坂上に心を読まれていると想っている順は、坂上を連れだします。
・ そして携帯メールで
自分の子供の頃の話と玉子に受けた呪いによって
喋る事が出来なくなってしまった、
という事を伝えます。
そして坂上は、あくまでも玉子の歌の事は
たまたま玉子の祠の事を聞いて即興で歌っただけで、
自分は順の心なんて読めないよ、と伝えます。
そして、ミュージカルの事を思い出した坂上は、
「喋れなくても、歌だったら歌えるかも知れないね」と順に伝えます。
そして、2人で坂上の家へ行き、
※ 坂上はおじいちゃん、おばあちゃんとの3人暮らしの模様
坂上が昔父親からピアノを習っていた事などを順は聞きます。
・ 自分の家にて順は、
試しにクッションで口を押さえた状態で
坂上が歌っていた歌を真似て歌ってみます。
お腹が痛くなりませんでした!
これに喜んだ順でしたが、
その時誰かに鳴らされたチャイムに怯えてしまいます。
※ これは伏線的な何か、と。
・ そして、順は坂上に自分の喋れなかった想いを、
ミュージカルの歌にして歌いたい、
と自作のミュージカル(自分が玉子にかけられた呪いのお話)を
長文メールでガンガン送り続けます。
※ 順にとって坂上は初めての順の言葉(メールですが)を
聞いてくれる人であり、あまりに嬉しかったのでしょう。
・ 田崎は野球部の練習に(自分は練習できませんが)参加し、
一年生達にハッパをかけ続けていました。
しかし「誰のせいで大会を勝ち進めなかったんだ」
「あの人ウザ過ぎ」などと一年生達は陰口していました。
・ 田崎と同じクラスのキャプテンは、
「チア部のキャプテンである仁藤と付き合っちゃえよ、
それがこの学校の伝統だろ?」と
野球部のエースの田崎に言います。
田崎「もう・・・エースじゃない」
そして、キャプテンが同じ中学だった仁藤と坂上が昔…
と話し始めた所で場面転換。
・ とりあえず、順と坂上、
そしてクラスでは優等生で通っている仁藤(チアリーディング部部長)、
の3人がファミレスに集まり、
出し物はミュージカルの方向でクラスに伝えよう、
と決めます。
そこで、3人は野球部の連中が田崎の事を
かなりウザがって、陰口を叩いているのを目撃します。
※ この時点ではファミレスじゃなくて外だったかも
・ 坂上が家に帰ると、そこには
順の母親
※ 夫と離婚した後、保険の勧誘員をやっている
が、おばあさんに保険プランの変更について
熱心に伝えている場面に出くわします。
そして、坂上が順を知っている事を知ると、
母親が不安そうな顔になってしまいます。
※ 母親はおじいさんおばあさんには、
自分の娘がとてもおしゃべりで友達が多い、
と伝えていました。
・ 翌日、ミュージカルをやる方向でクラスに提案する
坂上と順(無言ですが)と仁藤。
しかしそれに対して、田崎が
(順の事を指して)
「そんな喋れもしない奴がいてどうやってミュージカルなんかやるんだよ!」
と辛辣な言葉をなげかけます。
それに対して坂上が「そんなに他人に八つ当たりして、
影で自分がどう言われてるか知ってるのか!」
※ もっと違う指摘だったかも知れませんが・・・
と田崎に強く言い返します。
怒って立ち上がる田崎、
しかし、その前で野球部のキャプテンが立ち上がって
坂上の胸ぐらを掴み、
「お前に田崎の何が分かるってんだ!」と激昂します。
・ 一色触発の状態、
そこに順が歌を歌います。
クラス中が初めて聞く順の声に驚き、
喧嘩になりそうだった空気も落ち着きます。
順は恥ずかしくなって教室を走り去ってしまいます。
・ とりあえず歌を作ろう、
と坂上が自分の所属する(?)DTM研の部室に順を
連れて行くと友人たちが、
今朝聞いた順の歌を元にボーカロイド(に当たる何か)で
歌を作っていました。
中々に「ミュージカル」に乗り気になり始めていく友人達。
・ 田崎は今朝坂上に言われた事を気にして、
「用があるから」とキャプテンに伝えて野球部を休みます。
・ 夕方、仁藤は帰りの電車に乗ろうとホームへ急ぎますが、
そこには田崎がいました(ずっとベンチに座っていたようです)。
※ 多分埼玉の飯能の方とか
あの花と同じ地域だと思うんですが、
電車は30分に1本しか来ません。
「なんで電車に乗らないんだよ」という田崎に
「あんたこそなんでこんな所にいるの?」と仁藤。
田崎「あんま早く帰ると母ちゃん心配するんだわ・・・」
その後、田崎は「俺と付き合えよ」と仁藤に
(?冗談?)で告白しますが断られます。
田崎「坂上と付き合ってるんだっけか?」
仁藤「・・・それは昔の話、だけど今付き合ってる人いるから」
と2人の会話は終わります。
・ 順は家で地区内の集金に来たおばさんに対してドアを開けてしまい、
その対応をしていました。
そこに帰ってきた母親は、
「これはこれは申し訳ありません」などおばさんに平謝りした後、
家に入ると「喋れないんだから、誰が来ても出ないでって言ったでしょ!
娘が喋れないって色々な人に噂されて恥ずかしい・・・」
と順を責めます。
涙ながらに順は家を飛び出し、坂上に対して自分が伝えたい内容
(作りたいミュージカルの内容をエンディングまで)
長文で送りまくりながら、坂上の家へ行きます。
・ そして翌日再び打ち合わせをしようと坂上が順と仁藤に言います。
仁藤は部活が終わってから、と言うので、
坂上「じゃあ、メールしてくれ」と。
しかし、
仁藤「メールアドレスも教えてくれてないじゃん・・・」はつぶやきます。
坂上は仁藤と付き合っている時、
メルアドすら教えていないほどの浅い関係でした。
・ そしてファミレスで待つ坂上と順の元に現れる
仁藤、そして田崎。
※ アレ?本当は音楽室に先に田崎が現れるんだったような?
田崎は今朝順に言ってしまったひどい事を謝ろうとしますが、
そこでファミレスに野球部員一年達が。
そしてまた田崎の悪口を言い始めます。
そして田崎に気づき、田崎が文句を言いますが、
それに対して辛辣な言葉の数々を投げかけます。
何も言えずに言われるがままになっている田崎に対して、
順が「言葉は人を傷つけちゃうからそんな事言っちゃダメなの!」と叫びます。
色々な言葉を叫んだ後、順は体調が悪くなり、
倒れて病院へ運ばれてしまいます。
・ 病院に母親が迎えに行くと
「腹痛が収まった」という事で
病院のベンチにいる順と坂上、仁藤、田崎、
それを見た母親が
「また喋ったから腹痛になるとか・・・呪いだとか・・・
あたしは恥ずかしいわ!」
と順を叱りつけますが、
坂上が「順は他人の為を思って行動してくれたんです」と
順をかばいます。
そして順と母親は車で帰り、その他の面々も帰っていきます。
車の中で母親が「…友達、出来たんだね」と。
・ 翌日、クラスに対して、
順、坂上、仁藤、田崎が「自作のミュージカルをやる」と
説明し、最初反対されますが、
坂上や仁藤の友達が応援すると
だんだんとみんなが納得してくれます。
そして配役を決める段になり、
誰がヒロインの少女をやるのか?
と確認すると、クラス中が
「成瀬(順)さんがやるんでしょ?」と。
そして、一瞬躊躇しますが、
変わろうとする想いから順が手を挙げます。
・ 田崎は雨の日の野球部、
先日ファミレスで喧嘩になりそうになった
1年とキャプテンに対して、
今までの事を詫び、
「必ず戻ってくるから今は待っててくれ、
今は今出来る事をやる」と宣言して
野球部を離れます(退部じゃありません)。
※ この時点で順が作ったミュージカルのネタは
・ 少女はお城の舞踏会に憧れた。
・ しかし舞踏会は罪人達の舞踏会で
それは終わりのない苦しみだった。
・ それでも舞踏会に参加したい少女は
悪い事を沢山する。
・ そして少女は罰として玉子に声を奪われてしまう。
という所まででした
(自分にあった事をそのままミュージカルにしている)。
※ その後のエンディングは、
・ 王子様と恋に落ちます。
・ しかし、悪い人たちにハメられて、
王子は襲われ、
少女はその罪をかぶせられてしまいます。
・ 少女は喋れない為、弁明も出来ず首をはねられてしまいます。
・ そしてはねられた首からは、
少女の伝えたかった言葉が溢れ出します。
(この時点ではちょっとグロい)
・ 坂上の家での曲作りなどの作業の中、
下でお茶を用意するおばあちゃんを手伝う順は
おばあちゃんから「あのピアノは拓実(坂上)が弾いているのね、
昔から拓実(坂上)はピアノがうまくて
あの子の父親達もみんなで聞いていたのよ」と話します。
そして順は携帯で「坂上くんの両親は?」と
おばあちゃんに聞こうとしますが、
目が悪いおばあちゃんはその文字が読めず、
後からやってきた坂上に見られてしまいます。
少しずつ自分の家の事を話す坂上。
※ 実際はこの時点では全部聞き出せないのですが
坂上が中学の頃、私立の高校へ入れようとした母親と
とにかくピアノが楽しくてしょうがないからそちらへ進みたい、
とする坂上、そしてそれを応援した父親。
そうして父親と母親の諍いが絶えなくなり、
母親は家を出て行ってしまいます。
そして、坂上を応援していた父親も仕事に逃げ、
家へほぼ帰らなくなってしまいます。
「自分のピアノが家族をバラバラにしてしまった」
坂上はそれ以来、
順と会ったあの日までピアノを弾いていませんでした。
順と同じく坂上もまた「自分のせいで家族が・・・」と
思っていた人間でした。
そして順の想いに触れ、
自分もまた想いを表に出したいと
順に協力していたのでした。
・ 順は家のテーブルの上に本劇のパンフレット(案内)を置いておきます。
そして「見に来てください」との母親へのメモを。
・ クラス全員の協力もあり、リハーサルも成功しての前日夜、
翌日は1年から催しを始めるので一度舞台セットを片付ける必要がある、
と作業に入る面々に対して、
野球部のキャプテンおよび1年達も
「部活が終わったので片付けを手伝います」と現れます。
そして、荷物を両手で持つ田崎に1年のエースが
「もう、腕使って大丈夫なんスか?」と尋ねると
田崎「ああ、医者がギプス取っていいってさ。
来週には野球部にも戻るわ」と。
坂上と仁藤がクラスへ荷物を運ぶ中、
その会話の流れで、
仁藤が、昔坂上が1番大変な時に自分が何も
励ましてやれなかった事を謝ります。
それに対して、坂上も
「せっかく手を差し伸べてくれていたのに
それに見向きも出来ずゴメン」と謝ります。
そして仁藤が「成瀬(順)さんとの事、応援するから!」と言うと
坂上「は?どうしてそういう事になるんだよ?
おれは成瀬が頑張ってるから応援してるだけで
好きとかそういうんじゃ」
から、
坂上「そういえばお前(仁藤)、今付き合ってる奴いるんだってな」
からの
仁藤「言葉にしちゃったら本当に終わりそうだったから、
別れた、って一度も口にしていない」
坂上「つまり、付き合ってるのって、俺!?」
・ この場面をクラスの子に頼まれてみんなの荷物を運んでいた
順に目撃されてしまいます。
・ 2人のやりとり
・ 順の事が好き、という訳ではない
など色々な事を聞いてテンパってしまった成瀬は
夜の街へ走りだしてしまいます。
そして大転倒。
そこへまたあの玉子が見えてしまいます。
玉子「君はとうとう玉子を割ってしまったね、
君は言葉だけじゃなくて心がおしゃべりなんだ、
もう君は歌えない(のような意味の事を)」
・ そして翌日、地域ふれあい交流会本番前、
順は現れませんでした。
そして、坂上に「もう喋れない」とメールを。
・ クラスメンバーの
「どうしてあれほど頑張ってたのに
当日にこんな事になってしまったんだ?」
という話し合いの中で、
坂上と仁藤の会話が順に聞かれ、
そのショックで順が逃げ出してしまった、
と知ったクラスメイト達は
「痴情のもつれ、それってサイテー」と
順の事を悪く言いますが、
坂上、仁藤、田崎が順の事をかばいます。
・ そして
※ ミュージカルは確か6部構成になっています。
ちなみにエンディングは「ハッピーエンドにしたい」と
順が手直ししていました。
の終わりまでに順を見つけて連れてくるから、
今は他のメンバーで代わりにミュージカルを進めてくれ、
という事になります。
・ 代役として少女役をつとめる仁藤(王子の方は坂上の友人が代役)、
※ 本来は少女:順、王子:坂上、玉子:田崎、仁藤:コーラス
でした。
・ 代役で始まるミュージカル、
順が出ると思っていた母親は、
別の子がその役になっている事に
「やっぱり無理だったのよ・・・」
とつぶやきます。
・ 色々な場所を探す坂上。
そして、順のお話の1番の発端となった場所である
ラブホテル(既に潰れている)に気づきます。
・ その頃、母親は(順が結局変われなかった事に)
悲しくなってしまい席を立とうとしますが、
隣に座っていた坂上のおじいちゃん、おばあちゃんが
「まだ家の子も出ていません、もう少し見ていきましょう」と。
・ ラブホテル(廃屋)に立ち入り、そこについていた足あとから
「順がいる」と確信した坂上はどんどん奥へ進んでいきます。
そして一室にて順を見つけますが、
順はもう喋れない子ではありませんでした。
その口からは「もう無理なんだよ!全ておしまいんだ!
玉子が割れてしまったから!」など
坂上へ向けて、
(男っぽいとも取れる)暴言が投げつけられます。
そして、どう説得したらいいか迷った坂上は、
「玉子なんていないんだ」という事を指摘し、
順は「玉子がいなかったら、全部自分が悪い事になっちゃうじゃない!
玉子はいるの!いるのよ!」と怒ります。
そして、坂上に向けて
「坂上はいい人ぶってるけどワキが臭いだのなんだの、
仁藤は優しそうで裏があったのよ!
そして田崎は・・・」
など罵倒の言葉をいくつも吐きますが、
坂上はちゃんと思った事を言えばいいんだ!と
それらの言葉を受け止めます。
そして「もう、言えないよ・・・」と暴言が出尽くした
順に
坂上「さあ、みんなが待ってる、ミュージカルに戻ろう」と。
・ 順「1つだけ言いたい事が残ってた。
坂上くん、好きです!」
坂上「ごめん、好きな人(多分仁藤の事)がいるんだ」
と断られてしまいますが、
自分の本音をちゃんと話す事が出来た
順は笑顔で坂上と歩き出します。
・ ミュージカルの方では、
クラスの女子が
「まあ、成瀬(順)さんが来ても来なくても成功させるんだけどね」
「だって、自分のせいでミュージカルが失敗したら
それこそ成瀬(順)さん気にしちゃうでしょ」
と、中々の優しさを見せます。
・ そして、坂上からの「成瀬を見つけた、今から行く」のメールに
舞台上の少女と
外から現れる順をどう合わせようかと悩み、
2人とも舞台に出してしまう事にします。
・ 物語が進む中、声を失った少女の声として、
順が歌いながら体育館入り口から現れます。
そして、2人の少女と全員が揃って
最後を迎えるミュージカル。
※ 順と母親は目を合わせ、母親は微笑みます。
思った以上の拍手喝采の中でミュージカルは終了しました。
・ クラスのみんなに詫び、そして片付けに入る順。
・ 体育館入り口で田崎が坂上と仁藤に
「成瀬どこ行った?ちょっと俺成瀬に告白してくるわ!」
と。
あっけに取られる坂上と仁藤。
・ そして坂上が仁藤に「自分も、この前伝えられなかった事を今伝えたい」
仁藤「それじゃ田崎に便乗してるみたいでしょ。
ちゃんと今度、一緒に話そう。」
で、順に田崎が告白してるシーン、赤くなる順で~ Fin ~
ちゃんと流れ説明出来てないですが、
こんな感じで
・ 順
・ 坂上
・ 仁藤
・ 田崎
とそれを取り巻く皆のそれぞれの問題が、
一応の解決を見せた形で物語は終わります。
とにかく小さいあれやこれやですぐ涙が出ましたね。
順が喋れないのを押して田崎を助けようとしたり、
坂上も実は「言いたい事を言わないように逃げていた、
そんな自分を変えようとした」と独白したり
田崎が野球部の一年達に当たっていたのをちゃんと謝って、
やり直そうとしたり、色々、色々。
ただ、玉子の言ってた事はよく分からなかったかも。
最初に口にチャックしちゃうのはともかく、
坂上が自分に気がない、と知ってショックを受けた順に
「もう玉子が割れてスクランブルエッグだ!」って言い出したり。
で、そんな玉子役を
坂上(CV.内山昂輝くん)に一人二役やらせた所なんか、
何か意味があったのかな?って。
ぜひ観るのをおすすめしますが、
だったらこんなネタバレは読まないで
観た方が絶対に良かったと思いますわ( ´ー`)
以上、長文失礼m(_ _)m
itomasa7
結構場所特定ポイントありそうですね、駅と神社とか
2016年06月06日 04時14分